京つう

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Posted by 京つう運営事務局  at 

2009年06月16日

紋紙

この前「しぶ札」の事をかきましたが、「しぶ」つながりと言うことで今度は「紋紙」の事をご紹介します。

写真は家紋を入れるときに使う「紋紙」です。これも柿渋を塗った紙を紋の輪郭線に沿って切った物です。

色無地を染める時は、「紋糊」と言う紋の所だけ色が染まらないように糊を置きます。そのときにも「紋紙」を使いますが、よほど特殊でない限り紋糊屋さんが型紙をお持ちです。

我が家にあるのは特殊な紋か、さもなくば、刺繍の紋「縫紋」を入れるときに下絵を描くのに使ったものです。紋の周りが白っぽくなっているのは、胡粉を使って下絵を描いたためです。

色無地を作るの時は、この後染屋さんで染めてもらいます。縫紋の時は刺繍屋さんにもって行きます。  


Posted by 山名騒然  at 18:51Comments(0)きもの

2009年06月12日

しぶ札

着物を染めたり、加工をするときに反物に端につける「札」。これを「渋札」といいます。柿渋を塗った紙で水にぬれても大丈夫なように出来ています。

売っている時は細長い三角形の形をしています。これを指でしごいて、こより状にします。よったところが出来るだけ細長くなるようにしますが、最初はなかなか上手くできません。それでも慣れてくると細く長くできるようになります。

そして、墨で必要な事項を書きます。筆ペンではなく墨で書かないと水に浸けたときに消えてしまいます。

我が家はそれほど渋札は使いませんが、自分の所で職人さんに回すときは必ず使います。

例えば・・・白生地を染めたり、八掛を染めたり、紋を入れたり・・・。普通のお店は問屋さんや悉皆屋さんに頼まれるのでしょうが、我が家では直接職人さんにお願いしています。それだけに、こういった事も自分でします。

渋札には、加工の種類、紋の名前、色本の番号などを書きますが。

紋の名前が書いてあって、「五.五」と書いてあれば、紋の大きさが「五分5厘」だという事をあらわしています。また、○の中に「一」と書いてあれば、一つ紋。○の中に「三」と書いてあれば、三つ紋。ですから、○の中に五とあれば、五つ紋のことになります。   


Posted by 山名騒然  at 22:44Comments(2)きもの

2009年05月21日

八掛のこと

八掛には、大きくわけで「無地」と「ぼかし」の二種類があります。

我が家では殆ど「無地」の八掛を使います。
お客様がお買い上げになったお着物(袷の場合)に合わせて色を選びます。色本で色を探し、端布を探し、廊下で見て、部屋で見て。

八掛の生地も「精華」と「パレス」の二種類が一般的ですが、我が家では新潟の五泉で織られる「精華」を使います。

なぜ「精華」を使うか・・・いろいろ理由はありますが、伸び縮みが少なく、表の生地との相性がパレスよりいいように感じます。ただ、パレスの方がつるっとしています。

また、なぜ無地なのか・・これも色々理由があります。
(1)いい無地染屋さんがある
(2)微妙な色が染められる。(誂え)
(3)「ぼかし」は既製品の中で選ぶ事になるので、どうしても妥協せざるを得ない場合が多い。
(4)洗い張りや染め替えするときに便利

まず(1)ですが、お祖父さんの代からお願いしている色染屋さんがあり、とてもいい色に染めてくださいます。この染屋さんが無ければ八掛を別染めする意味が無いぐらいですで、これが無地の八掛を作る第一の理由です。

「ぼかし」は引き染で染めます。引き染は蒸し水洗をしないと色が出ません。いい職人さんはもちろん、蒸し水洗をしたらどうなるか考えて、染料の調合をしますが、それでも見本の色と微妙に違ってきます。(いいほうに違うといいのですが・・)

着物は長年着ていますと、八掛が擦り切れてきます。そんな時、「無地」だと天地を逆にしたり、擦り切れたところを切り落として使う事が出来ますが、「ぼかし」の場合は天地を逆にはできませんし、切り落とすと見えるところの色が薄くなったりしてしまいます。

そんなこんなで、我が家では無地の八掛を基本としています。着物が薄い地色の時にだけ、表に色が移るので「ぼかし」を使います。






ふとこんな事を書く気になったのは、最近読んだ村林益子氏の本に同じような事が書いてあって、やっぱりそんなんだと思ったから・・・。  


Posted by 山名騒然  at 22:36Comments(0)きもの

2009年03月05日

工房見学

昨年から新しくお取引いただいている帯屋さんがあります。
キモノに対する考え方がとてもシンプルでしかも個性的。しかも私と同い年でなぜかしら惹かれるものがあります。

所が、その方が作られる帯が一体どうやって作り出されるのか不思議でした。たぶんそんな方が多かったのでしょう。工房見学会がありましたので行ってきました。

総勢16名が車に分乗。どんどん我が家に近づいていきます。帯の工房なので当然西陣だから近くだとは思っていましたが、それでも広い西陣。それが本当に近くでびっくりしました。

織の職人さんたちは本来は口下手な方が多いのですが、一生懸命織る手を休めては、私たちの質問に答えてくださったり、ご自分からお話してくださったりして、とってもいい勉強になり、この帯がどうやって出来てくるのかがよく分かりました。  


Posted by 山名騒然  at 18:08Comments(0)きもの

2008年11月27日

苔香居 きもの虫干しの会 2008年秋

連休の三日間は苔香居きもの虫干しの会三昧でした。

おかげさまでこれまでで最高、200人近くの方に来ていただきました。

庭の紅葉もこのところの急な冷え込みで綺麗に色づき、苔の上の散紅葉も楽しんでいただけたようです。

今回は特別に我が家の着物を飾らせていただきました。戦後まもなくの時期に私の祖父が娘たち(私の叔母)の為に作った婚礼のための振袖。先日この苔香居でその叔母の息子が結婚の披露の会をしました。その時にお相手の女性の方がこの振袖を着てくださいました。それを見た山口さんはじめ、みなさんが褒めてくださり飾る事になりました。今ではこれだけの物を作る事はなかなか無いでしょうね。

そのほか、いつもの二枚重や三枚重をはじめ、今回は出来るだけ初めての着物を飾らせていただきました。



ご主人手作りに蕎麦と、おくどさんで炊いたご飯も好評でしたが、最後のほうに来てくださった方には蕎麦がなくなってしまい、申し訳ございませんでした。

次回は来年5月の連休を予定しています。今回とは違う着物を飾りますので、またお越し下さい。  


Posted by 山名騒然  at 21:54Comments(2)きもの

2008年11月05日

洛趣会

昨日は洛趣会に行ってきました。

昭和3年から始まって今年で76回目だそうです。昨今では盛んに異業種交流なんて言われますが、京都では昔から行われています。洛趣会もその一つ、京都の老舗中の老舗が28件。染織系、飲食系、調度系、服飾系とさまざま。

当初からのキャッチコピーが「売り申さず  お賞くだされそうらえ」それぞれのブースに各店が趣向を凝らした飾り付けをし、店の主人や奥様方が付きっ切りで居られます。例年初日に行くのですが、毎年すごい人でゆっくり見れないぐらいなのですが、今年は二日目の午後からでしたら、案外すいていて、時にはご主人とお話をさせていただけました。

洛趣会のもう一つの楽しみが、お茶席とお蕎麦席。
二日目のお茶席は裏千家担当。とらやさんの練り切りで紅葉。お蕎麦は尾張屋さんです。お蕎麦席の配膳は大原女さんの担当です。結構年配の方も居られて・・・今年もお元気でお会いできましたね、来年もまた・・と勝手に思っています。

こちらは当日の家内の取り合わせ。  


Posted by 山名騒然  at 17:13Comments(2)きもの

2008年10月28日

七五三の着物

孫の七五三の着物がやっとこさ出来てきました。

さて、小物をどんな取り合わせにするか・・ああでもない・・こうでもないと・・ひとしきり楽しませていただきました。

着物は総絞りで絞りの点と地が二色になったもの。前から七つ参り用にと思っていた着物です。袖に黄色の付け袖を長襦袢として付けてもらいました。ちなみに長襦袢は「うそつき」で袖も筒袖にしてもらいました。









さて、写真以外の組み合わせも出来ますが、みなさんはどの取り合わせがお気に入りでしょうか。  


Posted by 山名騒然  at 20:15Comments(4)きもの

2008年10月14日

着物の柄

昨日の結婚式で一緒のテーブルだった方のお着物の柄がちょっと変っていたので、お写真を撮らせていただきました。



平家琵琶を演奏される方に見ていただきたくて。そしたら、さっそくお返事が来て、かなり正確に描かれているそうです。平家琵琶か楽琵琶(基本的には同じ形で、違いは調律だけ)で、バチの面の絵柄もかなり正確に描かれているそうです。

しっかりした染屋がそめたのでしょうね。  


Posted by 山名騒然  at 22:49Comments(2)きもの

2008年08月20日

お知らせ  NHK「美の壷」男の着物

我が家のある西陣はいわずと知れた織物の町です。
その中でも特に千本通りより西は、元は主にお召しや着尺などの織屋が多いところです。

我が家の向かいの織屋さんもそんな織屋の一つ。しかも矢代仁さん専属の織屋さんです。
先日もどこかの取材が来ていました。

今朝、表でおばあさんとその事を話していたら、NHKの「美の壷」の取材だったそうです。どんな風に取り上げられるのかわかりませんが、袴地が取り上げられるそうです。
よかったら見てあげてください。

  NHK教育テレビ   8月29日(金曜日) 午後10時から25分
     再放送      9月5日(金曜日) 午前0時45分から1時10分

  NHK総合テレビ   9月5日(金曜日)  午前11時5分から11時30分
     再放送     9月6日(土曜日)  午前5時15分から5時40分
   


Posted by 山名騒然  at 13:56Comments(3)きもの

2008年08月11日

東京で 続き

千駄木の旧安田邸を後にして、サントリー美術館へ。

さてそこで問題が・・場所は六本木あたりとはわかっていますが、前日は電車で行ったので、おおよその道しかわかりません。こんな時にはナビが活躍するはずですが、あいにく私のナビの地図情報にはまだミッドタウンは載っていません。あきらめて、こんな時に役立つカンピューターを働かせます。とりあえず六本木を目指して運転。途中でくるっと右折すると、目の前がミッドタウン。カンピューターの威力がまざまざと。

今回の小袖展は松坂屋の京都店(仕入れ店)が所蔵する小袖で、初公開だそうですが、私は祇園祭の宵山の屏風祭りに時々展示されているのを見た事があります。でも、これだけまとめてみるのは初めてです。

チケット売り場に行くと、着物の方は3百円引き、家内は幸い着物でしたが、私は残念ながら洋服でした。まずエレベータで4階へ。目の前には江戸時代のすばらしい小袖が。まさに百花繚乱。これでもかというぐらい、斬新な意匠が。また着物以外にもかんざしや婚礼の荷物である立派な蒔絵が施された化粧道具なども展示されています。
後の予定もありましたので、2時間あまりでしつれいしましたが、9月21日までの期間中展示替えをしながら続けられるそうです。ぜひ機会があればもう一度行きたいです。

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初公開 松坂屋京都染織参考館の名品 小袖 江戸のオートクチュール

会期:2008年7月26日(土)~9月21日(日)
※作品保護のため期間中展示替えがあります。
前期:7月26日(土)~8月11日(月)
中期:8月13日(水)~9月1日(月)
後期:9月3日(水)~9月21日(日)
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ついでに、HPで見るとお茶室「玄鳥庵」で薄茶と季節のお菓子(主菓子)がいただけるそうです。今回は時間が無かったのと曜日が会わなかったので無理でしたが、チャンスがあればこちらも言ってみたいですね。

営業日:休館日を除く隔週木曜日(7月31日、8月14日、8月28日、9月11日)
営業時間:11:30~17:30(受付は17:00まで。13:00と14:00と15:00には点前あり)
※定員を超えた場合、時間前でも終了する場合がございます。何卒ご了承ください。
料金:1,000円(入館料別途)
受付:6階茶室「玄鳥庵」
定員:50名(先着)
  


Posted by 山名騒然  at 14:18Comments(0)きもの

2008年07月28日

着付の全国コンクールに応援に・・・

今年もお誘いを受けたので大津プリンスホテルまで着付の全国コンクールの応援に行ってきました。

全国各地の予選を勝ち抜いてきた選手のみなさんが、大きな宴会場の壇上で、予選7分、決勝6分の制限時間内に、留袖、振袖を自分で着付けます。

それに先立って、昨年各部門で優勝された方のデモンストレーションが行われたのですが、選手の方々の動きが舞を舞っているような仕草で面白いです。


予選と決勝の間、それと昼食後のそれぞれの時間にプロの大会で入賞された方のデモンストレーションがありました。今回は生徒さんの大会なので、二重太鼓やふくら雀は器具を使って事前に作ってあるのですが、プロは当然手結びです。また、目隠しで留袖を着るというのもありました。今回家内と一緒に行ったのですが、時々着付を頼まれるのですが、いろいろと参考になったようです。

応援した方は、留袖の着付をされたのですが、一番奥でしたので双眼鏡で見ていたのですが、綺麗に着付けておられたので、きっと決勝に進まれるだろうと思ったのですが、残念ながら決勝には進まれませんでした。後で聞いたら、衿がちょっと・・・。残念、来年もぜひがんばって、この次は決勝まで進まれますように。

そうそう、表彰の前に行われたプロによる振袖の着付と花嫁さんの着付はとても華やかで、舞台を降りて通路を歩いて下さったのですが、どなたも綺麗で見とれてしまいました。昨年はそこまで見ないで帰ってしまったので、今回が見るのは初めて・・眼福でした。(笑)
  


Posted by 山名騒然  at 16:51Comments(4)きもの

2007年11月26日

苔香居 紅葉ときもの虫干しの会

23日から三日間、苔香居で開かれた紅葉ときもの虫干しの会が無事終わりました。

直前の19日に京都新聞で取り上げてくださいましたが、その直後からひっきりなしに電話が
なり、そうそうに定員になりました。

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007111900077&genre=M2&area=K1K
当日までお電話いただき本当に申し訳なかったのですが、来年のゴールデンウイークにも再び行いますので、そのご案内をさせていただくことにしました。


玄関先の展示(おもに夏物)


10時の開場と同時に次々とお越しいただき、私は説明におおわらわ・・とうとう昼飯もお茶さえ飲む時間がありませんでした。
それでも、どの方も熱心にご覧いただき。つぎつぎと質問されたり、むしかのお話をきかせてくださったり。最終日には山口家のゆかりの方がお越しになり、お茶室を建てられたときのお話など聞かせていただけました。

主な会場となる座敷の様子。5月の第一回とほぼ同じ内容です。




おばあちゃんの婚礼衣裳がメイン。三枚重、二枚重、おばあちゃんの絽刺しの帯など、それと今回はお母さんの訪問着も特別に出してくださいました。正面左の床に飾りましたが、なかなか斬新が柄、「ダリア幻想曲」という題が付いています。

次の部屋には、今回新たに蔵の長持から出てきたお布団を展示しました。真綿の立派なお布団で、これもおばあちゃんのお嫁入りの布団。大正12年2月のお嫁入りですので、かれこれ84年経っている事になります。
ちなみにこの長持からは丸帯も一本出てきました。年代や柄から考えると三枚重の上に締められた帯かもしれません(確証はありませんが)。


今回長年書斎として使われていた部屋も展示スペースと使えるように整理。出窓にはおばあちゃんの作品のバックや愛用の草履も展示しました。

そして最後の展示はおばあちゃんが書き留めた着用の記録が掛かれた文庫。来年からはいよいよこれに手をつけようと思っています。

おかげさまでたくさんの人に来ていただきましたが、十分楽しんでいただけたか、説明不足や特にお蕎麦の所では長く待っていただいたりしてご迷惑をおかけしたと反省しています。それでも直前の冷え込みで紅葉が進み、秋の風情はお楽しみいただけたのではないでしょうか。



  


Posted by 山名騒然  at 16:58Comments(6)きもの

2007年04月06日

「志村ふくみ・洋子 染織展」~月次~

昨日は、志村ふくみ・洋子さん親子の染織展(イベントスペース サラ)に行ってきました。
会場は、御所の西側、イノシシの狛犬で有名な護王神社の裏にある瀟洒な木造の建物。元は大丸の関係者のお住まいだったそうです。


一階は、「~月次~」とあるように、1月から12月までそれぞれにふくみさん、洋子さんの沙作品が展示されていました。どの色も、どの織も、立ち止まって見入ってしまいます。

藍のすっぱりとした色、梔子の鮮やかな色調、玉ねぎ、どんぐり、桜の温かい色。志村さんの心が自分の中に流れ込んできて、母の胎内にいざなってくれそうな、そんな着物ばかり。

2階には、また別の作品が並んでいます。係りの人の話では初日に出来上がって来た作品もあるとか。ふくみさんは一時体調を崩されていると聞いていましたが、連日会場に来られているとか・・でも、作品を見ているとお元気で機の前に座っておられる姿が目に浮かんできます。

見終わっても、まだまだ余韻に浸っていたくて、併設されている喫茶ルームでお茶をしていますと、会場にふくみさんのお姿を発見。以前お会いした時のように、ゆったりと着物を着て居られました。お元気な姿を拝見してこちらも元気を頂いた気分で帰りました。

展覧会は8日まで、入場無料ですのでぜひ・・。  


Posted by 山名騒然  at 10:19Comments(4)きもの

2007年03月22日

吉川観方コレクションの人形と衣裳

お彼岸の中日は、さて取り敢えずは「おはぎ」をお供えしたあと、京都文化博物館へ・・・。
丹後縮緬のさまざまな新しい取り組みを紹介する展覧会の案内を頂いたので出かけました。
そうそう、今日で着物姿での市バス、地下鉄の無料乗車券が使えなくなるので、それを使うためにも着物で出掛けました。

が・・文博で思わぬ収穫が・・

常設展の会場で「吉川観方コレクションの人形と衣裳」と言うのが行われていました。吉川観方氏の名前を知ったのは、ほんの数年前。さる京都の元庄屋さんのお宅に出入りして、古い着物を整理していた時、蔵からこの吉川観方氏の監修になる風俗人形が24点出てきたからです。その後、国立博物館の学芸員の方とお話しをしたとき、その方面では著名な方と聞き、それで知りました。今回その吉川氏のコレクションの一部が展示されているのですが、人形はもちろんですが、衣裳のコレクションがすばらしいです。特に子どもの衣裳がとっても素敵だのと、芳川氏が実際にその衣裳を着付けた写真も展示してあります。

3月28日までですが、もしお時間がある方はぜひ行かれるといいですよ。
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_artCraft.html#01  


Posted by 山名騒然  at 21:19Comments(3)きもの

2006年11月03日

洛趣会

今日は洛趣会に出かけてきました。


洛趣会・・・?




今年で74回目、昭和3年から行われている会で、京都でさまざまな物づくりをしている老舗が、年に一度集まって作品を披露する会です。直接小売をしている店もありますが、製造だけや特殊な商品を製造している店など、普段なかなか商品を見れないところもあり、毎年楽しみにしています。

さまざまなお店が出ていますが、やっぱり気になるのは染織関係。ご一緒した方とあれやこれやと・・。  


Posted by 山名騒然  at 21:00Comments(4)きもの

2006年08月03日

夏の着物

一昨日は花園大学へ行きましたが、昼前から一日着物でした。普段着物を着られる方でも「夏はちょっと・・」という方も良くおられますが、私は逆に「夏こと着物で」と思ってしまいます。それは男性ということもあるのかもしれませんが、もちろん暑くないわけではありませんが、それでも風が少し吹けばヒヤッと涼しさを感じられます。また最近建物内はクーラーがあり、時には利きすぎるぐらいの事もありますが、着物だと長時間居ても寒さを感じません。

今回着たのは、我が家にあった古い麻の着物で産地は分かりませんが、とても薄手の麻に細かい立て湧くの絣があります。白い地色が黄ばんでいたので思い切って、目引きをして仕立て替えました。だた生地幅が足りないので(ひょっとすると女性物かもしれません)、裄が出なくて・・。今回古い麻襦袢をそれ専用に作りました。


お昼は、夏限定の茶蕎麦を頂きたくて河道屋晦日庵にいきました。お連れの方も素敵な着物でした。帯止めは「千鳥」着物は竺仙の綿明石縮みです。  


Posted by 山名騒然  at 07:00Comments(0)きもの