京つう

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Posted by 京つう運営事務局  at 

2007年03月30日

「一軒ろうじ」は京都人のあこがれ

路地、ろうじ・・京都の町中には、あちらこちらにあります。

多くの場合、「ろうじ」を入っていくと、両側あるいはかたがわに複数の家があり、「ろうじ」はそれらの家の共同の通路になっています。

そういう「ろうじ」に対して、奥には一軒の家しかない。そういった「ろうじ」を「一軒ろうじ」といいます。

「一軒ろうじ」は京都人のあこがれです。
「ろうじ」を入るところからが、その家の風情を醸し出しています。ろうじの端には竹や羊歯が植わっていたり、夜には行灯が足元を照らしていたり。玄関についた頃には表の喧騒かがすっかり遠のき、深山に分け入ったような気分です。

数日前のNHKで麻生圭子さんが出ておられました(再放送)。新しく町家に引っ越されたそうで、これがまさに「一軒ろうじ」。私も京都人、あこがれの「一軒ろうじ」に住んでみたいものです。
http://www.keiko-aso.com/  


Posted by 山名騒然  at 10:42Comments(2)くらし

2007年03月27日

今日は午後からお茶のお稽古

11月からはじめたお稽古も今日で5ヶ月がたちました。
最初は見よう見まねでしたが、だんだん流れもわかるようになって来ました。
この間、北野天満宮でのお茶会があったり、先生のお宅で夜話しのお手伝いをさせていただいたりと盛りだくさんでした。

縁あって昨年夜話に呼んでいただいたのが、運のつきといいますか(笑)いいご縁だったといいますか・・

今日は初めて炭手前と貴賓手前、それに棚の手前をお稽古しました。平棗の扱い方も初めてでした。それぞれのお道具で扱い方が違うので、大変だと思いました。

これからお稽古の覚書としてUPしていこうとおもいますので、どうぞよろしく。  


Posted by 山名騒然  at 17:32Comments(2)お茶のお稽古日誌

2007年03月26日

春の謡の会

春の会の番組を今日頂きました。

4月15日(日)場所はいつもお稽古しています「嘉祥閣」(かしょうかく)です。

ちなみに私は4月の会で、お役は「忠度」のシテです。
今日おさらいをしましたが、途中で息が切れてきて、目の前に星がちらちら・・会までに出来るだけ謡いこんで・・・と思っていますが、さてさて。

無料で、どなたでも入れますので、もし良かったらどうぞお越し下さい。

  


Posted by 山名騒然  at 20:22Comments(4)

2007年03月22日

吉川観方コレクションの人形と衣裳

お彼岸の中日は、さて取り敢えずは「おはぎ」をお供えしたあと、京都文化博物館へ・・・。
丹後縮緬のさまざまな新しい取り組みを紹介する展覧会の案内を頂いたので出かけました。
そうそう、今日で着物姿での市バス、地下鉄の無料乗車券が使えなくなるので、それを使うためにも着物で出掛けました。

が・・文博で思わぬ収穫が・・

常設展の会場で「吉川観方コレクションの人形と衣裳」と言うのが行われていました。吉川観方氏の名前を知ったのは、ほんの数年前。さる京都の元庄屋さんのお宅に出入りして、古い着物を整理していた時、蔵からこの吉川観方氏の監修になる風俗人形が24点出てきたからです。その後、国立博物館の学芸員の方とお話しをしたとき、その方面では著名な方と聞き、それで知りました。今回その吉川氏のコレクションの一部が展示されているのですが、人形はもちろんですが、衣裳のコレクションがすばらしいです。特に子どもの衣裳がとっても素敵だのと、芳川氏が実際にその衣裳を着付けた写真も展示してあります。

3月28日までですが、もしお時間がある方はぜひ行かれるといいですよ。
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_artCraft.html#01  


Posted by 山名騒然  at 21:19Comments(3)きもの

2007年03月21日

おはぎ

今日はお彼岸の中日。「暑さ寒さも彼岸まで」予報でも明日からは暖かくなるそうです。

所で、お彼岸といえば、「お墓参り」そして「おはぎ」。
まだお墓参りはしていませんが、今日とりあえずお仏壇の掃除、ちかくの和菓子屋で「おはぎ」を買ってお供えしました。

今回の「おはぎ」近くの公設市場の前にある和菓子屋さんで買いました。前に買った所があまり美味しくなかったので、今回は違う所で・・・と思っていたので、目をつけていたお店です。一個100円。値段は手ごろですが、味はなかなかの物でした。あんこときな粉の二種類がありましたので、半分ずつ買いましたが、ご飯も美味しく、あんこも美味しく、入れ物の蓋を開けると、きな粉のいいにおいがぷーーんとただよってきました。味も甘すぎず丁度いい具合。

我が家の近くには和菓子屋さんがいっぱい目に付きます、ここはとりあえず押さえておいて、次はまた別の店のを食してみます。  


Posted by 山名騒然  at 20:49Comments(0)くらし

2007年03月13日

前田流平家琵琶

日曜日に平家琵琶を聞きに東京まで日帰りしてきました。
皆さんは平家琵琶と聞くとどんな事をイメージされますか。

上原まりさんの演奏とか、耳なし芳一とか・・

私も始めてのと時はあまりのイメージの違いに驚きました。それは、あまり琵琶は弾かないという事。平家物語を語る事が主で、はじめや終り、段落の切れ目などに琵琶をかき鳴らす程度だと言う事。音がそれほど大きくないな。それと演奏者が若い女性。

一昨年は京都や滋賀で続けて演奏が会があり、追っかけをしましたが、今回は久しぶりの聞く機会。これを逃すと次はいつになるかわからないので、思い切ってでかけました。

今回の番組は

琵琶や平家琵琶についての解説と演奏で
演奏は
★那須与一
★卒塔婆流し
★竹生島
★上日
でした。それぞれ演奏前に解説があるのでとってもわかりやすかったです。
特に今回はパワーポイントを使った解説の関係で会場が薄暗かったのですが、謡講と一緒で、それが帰って演奏に集中できて良かったです。

さてさて、演奏風景の写真ですが、暗くて少しボケていますが、雰囲気は感じてもらえると思います。


平家琵琶についての詳しい事は下記まで
http://www4.plala.or.jp/heikebiwa/  


Posted by 山名騒然  at 22:32Comments(2)

2007年03月08日

卒塔婆小町を見て

週末の初夏のようなお天気から一転、今日はまた冬に逆戻り。一時みぞれも降り出してきました。昔から「暑さ寒さも彼岸まで」とかいいます。油断は禁物ですね。

さてさて、2月の終り東京までお能を見に出かけてきました。矢来の観世さん、当主の観世喜之師のご嫡男、喜正師をはじめ、次代を担う囃し方の皆さんとの研鑽の場である「神遊」の10周年記念の会。

演目は能「卒塔婆小町」と狂言「鱸包丁」

卒塔婆小町は、能楽師にとっては老女物の入門曲。とはいえ、まだまだ若い体を幾重にも折りながらの老女姿は、さぞ大変だった事だと思います。筋書きは簡単に言うと、老いさらばえたカっての優女小野小町が、歩きつかれて道端の朽木に腰を下ろして休んでいると、そこえ二人の僧が通りかかります。ふと老女を見ると腰掛けている朽木は卒塔婆、なんともったいない事、と思った僧たちが、老女に立ち退くように言い聞かせようとしますが、逆に老女に言い負かされてしまいます。そして、今はみすぼらしい姿をしていてもきっと名のある方だろうと、名前を聞きますと。小野小町だと名乗ります。ところが、突然小町に深草の少将の魂が乗り移り、百夜通いの有様を語り始めます。そして再び正気を取り戻した小町は後生を願って能は終わります。

見所が沢山ある名曲です。僧との教義問答、憑依した舞い。感慨深い言葉もちりばめられています。「我も卑しき埋木なれども、心の花のまだあれば」とか「とても伏したる子の卒塔婆、我も休むは苦しいか」とか「今日の命はしらねども、明日の飢えをしのがんと乾飯を袋に入れ」

今回特に感じたのは、僧との問答といい、若かりし時の華やかなありさま。いかにも賢い小町も、本当はさびしさを胸の奥に秘めていた。そんな風に感じたのは初めてでした。それだけでも東京まで出かけた甲斐がありました。

会場は水道橋の宝生能楽堂。今から30年余り前に何度か行ったことのある能楽堂ですが、立派に立て替えられていて驚きました。


今回ご一緒してくださったお二人の女性。お二人ともとっても素敵なお着物姿でした。またご一緒してください。  


Posted by 山名騒然  at 20:13Comments(2)