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Posted by 京つう運営事務局  at 

2007年06月30日

洗い茶巾とお茶箱のお稽古

きのうは6月最後のお茶のお稽古。

6月はお茶会もあったので、いったい何回お稽古させて頂いたことか。本来なら月3回のお稽古ですが、ひょっとすると4回、いや5回ぐらいしたかもしれません。特に昨日は、今月で最後になる方が居られるので、特別にお稽古日を設定してくださいました。

さて、昨日のお稽古では、「洗い茶巾」のお点前と、お茶箱(卯の花)のお稽古をさせていただきました。
「洗い茶巾」では、平茶碗に絞りきらない茶巾を横にいれ、水を張って茶筅、茶杓を載せて出ます。夏らしく水が涼しさをよぶお点前ですね。人前で茶巾の扱いをするので、ふだんごまかしていると汗が出ます。

お茶箱も、初めてでしたが、かわいいお道具で女性向な感じがしましたが、手順が多くて一度ではとても覚え切れませんでした。

そうそう、今日の主菓子は中村軒の「蛍」  


Posted by 山名騒然  at 10:59Comments(0)お茶のお稽古日誌

2007年06月29日

東京で能三昧 その2

で、日曜日は午後から国立能楽堂で金春流桜間金記師主催の「轍の会」演目は、能「弱法師」本田光洋師ほか、狂言「鐘の音」野村万作師ほか、能「西行桜」桜間金記師ほかでした。

ここでちょっと能について・・・

能は、皆さんも歴史で習われたことがあると思いますが、室町時代に観阿弥世阿弥が大成した演劇です。この二人が物まね主体の猿楽に歌舞の要素を取り入れて現在の能を作り上げた。

現在能には、五つの流派があります(観世、宝生、金剛、金春、喜多)。このうち喜多は江戸時代に金剛から独立した流派です。これらの流派は大和猿楽から発展してきたものです。そして大きく観世、宝生を「上掛」、金剛、金春、喜多を「下掛」といいます。同じ能でも流派によってずいぶん特色がりますが、「下掛」はどちらかというと、古風な感じで、あるいは、田舎風、上掛は都会的な感じがします。音程も下掛は低く、節も独特のものがあります。金春流は、世阿弥の書状にも出来きますように、金春禅竹が世阿弥の娘婿で、大変才能のあった人で、金春流の元を気づいた人です。金春流は家元が長く奈良に在住されていたので、奈良に地盤があるのですが、近年東京に進出されて活躍されています。

ながながと能について書きましたが、その金春流の能は京都ではなかなか見る機会も無く、奈良の興福寺の薪御能ぐらいでしか見る機会ないのですが、私が高校生時代には京都の薪能でいつも桜間金太郎という方が仕舞いを舞われていたり、その当時の英語の先生がこの桜間金太郎師に習われていたりとか、なんとなく親しみを勝手に感じていました。

肝心の能の方ですが。

弱法師は最初の出だしがとても肝要な演目で、舞台が天王寺、橋掛かりをシテが天王寺に向かってはるばるやってくる。この間の謡がすばらしかったです。謡の文句もすばらしく、作者の世阿弥の息子元雅の非凡さを改めて感じます。徐々に大きくなる声に、はるばる天王寺まで訪ねてきた風が感じられ、もう後は見なくてもいいぐらいでした。

ストーリーとしても大変よく出来た能で、最後に父と再会して故郷の高安に帰るのですが、感じるところの多い一番でした。

この後の狂言があり、西行桜と続きます。それはまた・・  


Posted by 山名騒然  at 11:36Comments(2)くらし

2007年06月28日

東京で能三昧

先週末は東京で能三昧の二日間をすごしました。

一日目、土曜日は水道橋の宝生能楽堂で「喜正の会」

昨年から始まってもう4回目。今回の演目は「景清」。歌舞伎にも取り上げられている題材でご存知の方も多いかと思いますが・・

平家の武将「悪七兵衛景清」は平家滅亡後、盲目となって日向の国に流されいます、そこへ、昔遊女との間に出来た娘が、はるばる鎌倉から尋ねてきます。今の境遇を恥ずかしく思い、それと知らずに景清の事をたずねられても知らないと答えます。しかし、村人に改めて聞くと、それこそが景清だと教えられて、対面します。そして、屋島での合戦の様子を語って聞かせます。そして聞き終わると再び娘は鎌倉へ帰っていきます。

見所の多い演目ですが、シテは老人、しかも盲目、まだまだ若い喜正氏がどう演じるのか、あまりに老人らしく演じてしまっても違和感があるでしょうし、かといって若さが勝ってしまっても具合が悪い、そのころあいが難しい。今回はその中庸を行く所作がとてもよかったように感じました。最初の出会い、そこでのやり取り、そして語り終わって再び分かれることになる場面、淡々と語り終わった後の別れの場面では思わず涙された方もありました。私も思わず涙が・・。

そして二日目は・・久々の金春流のお能を見に国立能楽堂へ・・つづく  


Posted by 山名騒然  at 10:30Comments(0)くらし

2007年06月13日

お茶会で・・・

お茶会での着物姿を、社中の方が撮ってくださいました。

如何でしょうか・・・?
  


Posted by 山名騒然  at 20:55Comments(3)お茶のお稽古日誌

2007年06月11日

真如堂でのお茶会「鈴声会」

前日の準備が終ったころから雨が本降りになり、何とか明日は雨が上る事を願っていました。

当日は6時に起き、7時過ぎには真如堂へ、幸い雨は上っていますが、天気予報では不安定なお天気だそうです。着いたときにはもうすでに先生をはじめ、社中の方もそれぞれに準備を始められていました。私は、とりあえず家内が着付けをするための荷物を運んでから、水屋の準備に掛りました。

8時半からいよいよ第一席。東京からお見えの先生の孫弟子に当たる方からお点前。私をはじめ若手の社中は。お菓子やお点て出しのお運び。初めての方もあり、直前に急きょ特訓をしての付け刃ではありますが、それでも何度もしているうちに様になってきます。

今回お点前する方の中に、まだ20代初めで昨年9月からお稽古されている方で、このあと就職でお稽古が終ってしまう方があります。お点前は初めて。私などと違って、すごく緊張されているのが伝わってきます。それをベテランの社中の皆さんが支えて居られる様がとても素敵でした。

私は、お点前してもらうかも、とは言われていましたが、たくさんいらっしゃるので、順番が回ってこないかとたかをくくっていましたが、昼過ぎに先生から、次お点前して・・・と。

それを聞いたとたん、心臓はドキドキ・・頭の中でお点前の手順を一生懸命思い出していました。半東さんは本日のお菓子「青梅」を作られた「中村軒」のご主人。


お正客用のお菓子器とお菓子。むかし梅は枡で量り売りで売られていた、それにちなんでます方を使いました。

お正客は男性(名前は存じませんが、先生とのお話しの様子できっとお詳しい方のようでした)お正客と次客の方二服点てて大きなミスも無くお仕舞させて頂きました。

お点前をしているとき、途中で障子を開けられたのですが、その瞬間涼しい風がお席に入って来たのだけは覚えています。

あいにくのお天気でしたが、300人近いお客様をおもてなしして3時には無事終わる事ができました。




前回と違い、今回はお点前も水屋もそれなりに出来、少し自信が付いてきたように思います。前日の準備で黙々と風炉の灰をこしらえている方。いずれ自分でも出来るようになりたいものです。

  


Posted by 山名騒然  at 21:50Comments(6)お茶のお稽古日誌

2007年06月06日

ばったり 第11弾

有名な湯葉屋さんの店先です。


格子の奥は湯葉を作る鍋が並んでいて、棚には出来上がったばかりの湯葉が干されています。


店先の大型のバッタリには、端なのか、ちょっと色の濃い湯葉が干してありました。

これまではどちらかというと畳まれたまま、ほとんど実用性を失ったような感じですが、ここでは立派に役割を果たしている。バッタリもどこか誇らしげに見えます。  


Posted by 山名騒然  at 22:42Comments(0)ばったり

2007年06月03日

ばったり 第10弾

ひさしぶりにバッタリ編です。

このバッタリある家は、町家でも有名な町家。町家を見直すきっかけになった家です。祇園祭の時に屏風祭りでもいつも素敵なお飾りをされています。


こちらのバッタリも大型のばったリです。この前までよこの囲いは無かったのですが、いつの間にやらできています。
以前一般公開があり、その時に上らしてもらいましたが、さすがに立派な町家で、通り庭、中庭、前栽がありました。


以前から気になっていた、横に出た金の棒。どうやら留め金具のようです。

さて、どこかわかりますか?  


Posted by 山名騒然  at 14:46Comments(4)ばったり

2007年06月01日

風炉のお稽古

6月10日(日)真如堂で行われるお茶会。「鈴声会」と云うそうですが。インターネットで調べてみると。毎月第2日曜日に行われる月釜で、昭和28年から始まって50年以上続いているそうです。

お茶のお稽古も、この所はそれに向けてのお稽古、今日ももっぱらそのお稽古でした。
初めて風炉のお稽古をした時は、柄杓の扱いがとても覚えられるとは思いませんでしたが、今日で3回目、どうやらそれはクリアー出来そうです。先生からお手前をしてもらうかも・・なんって言われていますが。北野さんに続いてまたまた恥をかくことになりそうですが、立派な半東さんが着いてくださるそうですので、安心して恥をかくことにします。

  


Posted by 山名騒然  at 23:17Comments(8)お茶のお稽古日誌

2007年06月01日

六本木界隈おのぼりさんツアー 最終回

さて、次の日・・

朝なにげなくテレビを見ていると、ミッドタウンが出ていて、知り合いの京都の店が出店して居る事がわかりました。前々日に行った時は夜も遅く、気が付きませんでした。

そうそう、その店とは「京はやしや」
この店に行き始めたのは20代前半。仕事が終って夕飯が済むと、三条の旧店舗に毎日のように自転車で通いました。カウンターにはいつもの顔が・・紅茶を注文して、ついでにレコードのリクエストなどもして。本を読んだり、常連の人とお話をしたり。家内との初デートもこの店でした。当時のマスターは今はご自分の店をもたれていて、今はそちらの店に行く事が多いですが。東京でこの名前を見ると、ついつい足が向いてしまいます。ちょうどこの日の仕事は午後から。場所もそれ程遠くないので、さっそく着替えて出かける事に。

開店の時間よりずいぶん前に着いてしまったので、前の本屋さんで時間をつぶしていると、どんどん人が増えてきて、開店前には50人ぐらいは居たでしょうか。11時、シャッターが開くと同時に人がどっと・・。

ハヤシライスの店や、デリカの店などから声が掛りますが、案内板で確認してある「京はやしや」の場所に一目散に。幸い並んでいる人も無く、迷わず店内へ。そしてメニューを見るが、今日は雰囲気だけを味わうためと割り切って、抹茶ミルクを注文。




時間まで本屋さんで買った本を読み、ひさしぶりの抹茶ミルクを楽しみ、これから二日間の仕事にせいを出すべくミッドタウンをあとにしました。

コンサートにお能に六本木めぐりと、あわただしい中にも楽しい東京おのぼりさんツアー。最後までお付き合いありがとうございました。  


Posted by 山名騒然  at 23:05Comments(0)