京つう

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2006年08月02日

花園大学公開講座

昨日は花園大大学の公開講座「京都学公開講座」に出かけてきました。昨年も行きましたが、昨年同様満員でした。こんかいのテーマは「都の芸能」と言うことで、初日のきのうは能が取り上げられました。皆さんは能というとどんなイメージをもたれますか。しんきくさい・良く分からない・動かない・・・ets あまりいいイメージは無いのかもしれませんが、一度奥の深さに魅了されるとハマってしまいます。最近は若い方も興味をもってくださる方が増えて、能楽堂も華やかさをましています。今回は能の代表的な曲「井筒」が取り上げられました。前半が研究者による解説、後半が能楽師による解説、それに装束の着付け、そして後半部分の演能と盛りだくさんでした。


ちなみに今日は狂言、明日は今様など、時間は午後2時40分からです。興味のある方はぜひ行かれるといいですよ。

研究者の解説と能楽師の解説では、「井筒」の出典の「伊勢物語」が、室町時代には、男女の恋愛、夫婦のあり方の理想形と解釈されていた、あるいは「伊勢」の「伊」は古事記の「いざなみ」「勢」は「いざなぎ」をあらわし、「昔男(在原業平の別名)」の「昔」と言う字は21日と解釈し、いざなみ、いざなぎが夫婦の契りを結んで21日の間に子どもを産んだ事に由来する、などとのこじつけのような解釈もあったなど、初めて聞く話しで面白かったです。

また、後半の装束の着付けも普段なかなか見ることがないので、興味深かったです。着付けは本来橋掛かりの揚幕の向こう、「鏡の間」で行われます。着付けてもらう人、今回はシテ(主役)の人、それと着付ける人二人で息を合わせての作業。下着の衿を整え、着物を着せ、紐を締め、タックを取り、糸で縫いつけ、と一連の作業が整然と行われる作業は、神前や仏前での神主・僧たちの振る舞いを見るようで神聖な気持になりました。

鬘も柘櫛ですきながら、手で形を整え、最後に面にあわせてつけて行きます。そしていよいよシテは面を頂き精神を集中してから自分の顔に付けます。今回は大勢の聴衆の前で普段とは違う精神状態だとは思いますが、それでも着付けが進んでいくと精神が集中していかれるのが分かりました。「お当たり」「お具合」と着付ける人がシテに尋ねる声が祝詞のように聞こえました。

ますます能が好きになった一日でした。

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Posted by 山名騒然  at 09:08 │Comments(0)思いのまま

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