京つう

日記/くらし/一般  |上京区

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Posted by 京つう運営事務局  at 

2012年11月22日

MIHO MUSEUM

MIHO MUSEUMで行わている展覧会に昨日行ってきました。
縄文時代の土偶を集めた特別展です。

教科書や本でしか見たことのない土偶。ちっさくてカワイイのから大きいものまで多種多様で、その迫力は実物ならでは。

MIHO MUSEUMの特別展はいつも興味をそそられるものが多いですが、今回もとっても良かったです。

おまけに、本館に行くのに乗った電動車の運転手さんが「地下にもぜひ行ってみて下さい」と言われたので、素直に地下に行ってみました。とっても面白いオブジェが置いてありました。
これから行かれる方もあるので、詳しくは言いませんが、ぜひ地下の電動車の乗り場まで行ってみて下さい。  


Posted by 山名騒然  at 13:58Comments(0)くらし

2012年09月15日

桜谷文庫

台風の影響でしょうか、蒸し暑いですね。

9月いっぱい、京都では「夏の旅」という催しが行われていて、普段非公開の建物が公開知れています。その中で、桜谷文庫に行ってきました。明治大正昭和に京都で活躍した日本画家の木島桜谷の住まい、アトリエが現在桜谷文庫として保存されています。

有形登録文化財指定の建物群で、前から行きたいと思っていました。やっと念願がかないました。北野白梅町から等持院へ少し行った所にある2000坪の敷地に、母屋、洋館、アトリエがあります。この辺りは、竹やぶや畑ばかりだったそうですが、桜谷が住み始めたあと、栖鳳、華楊、麦僊、印象らが住み始め、「衣笠の絵かき村」と言われたそうです。そういえば、叔母たちもそんな事を言っていました。

さて、見学は、母屋、台所、洋館そしてスコ離れたアトリエ。あいくにアトリエは外からだけしか見れませんでした。母屋は簡素な中にも気品のあるしつらえがされていました。二階からは、当時は、北山や比叡、東山が一望できたそうです。台所には、オクドさんや井戸も当時のまま。洋館には、桜谷の作品が飾られていました。次々と見学者が来られていました。  


Posted by 山名騒然  at 16:59Comments(1)くらし

2012年09月11日

かわいい足袋

子どもたちが小さい頃にはいていた足袋。一番小さいのは13CM。
今では、もうこのサイズでコハゼ付きを探すのは大変で、いや無いかもしれませんね。

七五三にお正月、お仕舞のお稽古と、よく履きました。  


Posted by 山名騒然  at 17:10Comments(0)くらし

2012年09月10日

松花の会

昨日のお能の会

まずはじめに、井上裕久先生のご挨拶と曲の解説で始まりました。

今回はちょっと珍しく、狂言からはじまりました。

また、この狂言「独り松茸」も非常にめずらしく、私も初めて見る狂言でした。
舞台には、前の通り独りしか出ません。普通こういった時後見が出るものですが、それもいません。まさに一人。この曲は廃曲になっていたのの、今は亡き茂山千之丞氏が復曲されたものだそうです。今回は、その孫にあたる童司さんが演じられました。松茸がたくさん取れると聞いた者が、一人で山へ松茸狩りに出掛け、山で散々な目に会うという内容で、演者の実力が試されます。まだ若い童司さん、なかなかの物でした。さらに円熟された時にもぜひ見たいものです。

狂言ですっかり秋の風情になったところで、今日の一番の演目である「定家」です。約2時間の大曲です。式子内親王と定家との恋の物語をベースに、ありし日を追憶して舞い、僧の回向で一旦は成仏しかけるのですが、定家の思いの象徴である定家葛にふたたび巻きつかれて行くという・・・・。複雑な女性心理を表している名曲です。

今日も、地謡とシテ謡がいい具合に絡み合い、普段ついウトウトとしがちですが、そういう事もなく、いい具合に集中して見られました。
終わって、シテが橋掛りから幕まで歩く間も、誰一人拍手する人も無く。最後まで、舞台見所との緊張感が途切れずにいたのは、シテの力量による所が大きかったと思います。

休憩の後は、ご子息の「乱(猩々)」二十歳過ぎの若者らしい、ハツラツとした舞でした。舞台の上には瀋陽の江の上を楽しげに、軽やかに舞う猩々の姿がまざまざと見えました。清々しい気分になって帰路に着くことができました。  


Posted by 山名騒然  at 21:57Comments(0)くらし

2012年03月25日

お茶席とお能

今日は朝から、北野天満宮の松向軒のお茶会と観世会館に行ってきました。寒かったですが、幸い途中の雨には合わずに済んでよかったです。

北野さんは今日は縁日で、参道もすごい人。それをかき分けてお茶席へ。

はじめ待合では、一席目が始まった時で、一人しか居なくて心細かったですが、ご年配のご夫婦が、それに続いてもう一組ご夫婦連れが来られてました。どちらもご旅行中で、熊本と栃木から来られたそうで。お茶席を見つけて入って来られました。私たちのお席は、その二組と私ともうお一人。熊本の方は、細川家ゆかりのお茶席という立て札の案内を見て来れれたそうです。席中でもそんなお話で盛り上がった、まさに、一期一会、一座建立でした。

その後、観世会館へ・・・。

今日の観世会館は、観世定期能でして、二番目に私の先生の井上裕久氏が「小塩」のシテを勤められました。

「小塩」は在原業平を主人公とする能です。初めて見た能でしたが、なかなか風情のある曲でした。

会館に入った時は初番の「田村」の間狂言でしたが、シテも地ももう一つ入り込めませんでした。「小塩」が済んで会館を出ましたが、地面がベッタリと濡れていました。途中で雨が降ったみたいでした。さすが雨男の井上先生、お約束通りですね。(笑)
  


Posted by 山名騒然  at 23:09Comments(0)くらし

2012年01月18日

綺麗になりました。

今の家に引越してもうすぐ6年たちます。早いものですね。

改修して一年余りたったころから、表の格子やバッタリなどが、白っぽい粉をふいたようになってしまいました。雑巾でなんども拭いたり、薬品を使ってみたり、カビでは思ってカビ取り剤を使ってみたり・・でも、どうしても綺麗になりません。

昨年末に息子が、木製の家具に塗るために油を買ってきました。買った所方のお話では、家にも塗られと聞き、試しに塗ってみました。息子と一緒にバッタリのある方を試しに塗ってみたのですが、見違えるように綺麗になりました。でも、まえいろいろやった時も一時的に綺麗になっても数日でまた元に戻ってしまったので、しばらく様子を見ましたが、綺麗なままでしたので残りも塗りました。

それから、半月あまりたちましたが、綺麗なままです。昔からのある方法なのかもしれませんが、感激です。  


Posted by 山名騒然  at 09:48Comments(0)くらし

2012年01月14日

手作り干し芋

お正月に北野天満宮へ行った時、参道の屋台に、干し芋のお店がありました。あまりに美味しそうだっあのですが、案外高いので、家で作って見ました。

幸い、高知に行った時に知り合いのお宅で芋掘りをさせてもらったので、その時のサツマイモが残っています。蒸し器でむして、スライス。裁縫箱のナイロンの糸で切ると切り安かったです。

ザルに広げて十日あまり・・・美味しそうに出来てきました。

さっそく火鉢で焼いて食べました。

美味しかったです。  


Posted by 山名騒然  at 21:27Comments(0)くらし

2011年11月16日

火鉢の出番

けさの京都は寒かったです。


で・・・今年もいよいよ火鉢の出番です。

すぐには暖かくはなりませんが、見ているとほっとします。   


Posted by 山名騒然  at 16:22Comments(2)くらし

2011年10月31日

お笛の発表会に・・

きのうは、お笛の発表会にお誘いをうけ、大阪まで出掛けてきました。

大阪能楽会館は超満員。二階のワキ正にかろうじて桟敷席を見つけました。この能楽堂はなんどかキましたが、二階はぜんぶ桟敷席とは知りませんでした。

出番までまだだいぶありましたが、観世のお家元、矢来の観世さん、片山九郎右衛門さんと凄い人達の半能や舞囃子が、しかも無料で見れるとは豪気ですね。

特に、お家元の檜垣は、演目自体はじめてでしたし、とっても楽しみしていただけによかったです。
檜垣の笛を吹かれた方は、妙齢の女性で振袖姿がとても印象的でした。

お目当ての方は羯鼓を吹かれましたが、数人で演奏される連囃子という形式でした。
羯鼓の舞は、私は舞ったことはありませんが、腰に羯鼓という鼓をつけ、両手に撥をもって打ちます。
独特のリズムが面白い曲ですが、リズムに乗った演奏がとても気持ちよく、ついつい体が動きそうでした。

いい会にご案内いただきありがとうございました。これからもどうぞご精進してくださいね。  


Posted by 山名騒然  at 15:38Comments(0)くらし

2011年10月21日

隆平そば

久しぶりに、隆平そばへ

数年ぶりでしょうか。

その間に、ご主人も結婚され、お子様もおできになりました。奥様にお会いするのは今回がはじめて、とっても可愛らしい奥様で、さすがにご主人さまの見る目は確かです。

さて、お料理も以前より更に洗練されて、美味しく頂けました。いくつか画像をUPします。







まだまだお料理は出ましたが、味わうのにいそがしくて、ついつい写真を撮るのを忘れてしまいました。
まあ、それだけ美味しかったということでご勘弁を。  


Posted by 山名騒然  at 11:11Comments(0)くらし

2011年09月30日

和楽10周年記念イベント

もう創刊から10年になるのですね。たしか、二年目から定期購読をはじめたような気がします。最初の頃は、書店での販売が無く、定期購読しか手に入れる方法がありませんでした。

さて、リッツカールトン東京は六本木のミッドタウンにあります。ミッドタウンは、出来てまだ間がないころい、コンサートの帰りに行ったのがはじめてでした。それ以来時々出掛けてはお店を見たり、サントリー美術館があるので、展覧会に行ったり。でも、敷地内にあるリッツカールトンへは今回はじめて足を踏み入れました。

和楽では贔屓の会というイベントが時々行われます。これまで何度も行かせて頂きました。今回の10周年記念のイベントもまさかご招待頂けるとは思っていませんでしたが、お電話を頂いたときは正直びっくりしました。

さて、会場では、ホワイエで水戸徳川家の美術品が展示されていいていました。硯箱、広蓋など豪華な蒔絵が施された漆器はそれは見事なものでした。いま、今のご当主の奥様のお振袖と訪問着も。

さて、今日の催しの一部は市川亀治郎と三響会の船弁慶。歌舞伎の船弁慶がどんなのかあまりよく知りませんが、三響会とのコラボということで、今回は謡での舞でした。謡が始まってすぐにあれと思って暗い中よく見ると観世喜正氏でした。前半は静御前の静かな舞、後半は知盛の勇壮な舞と、見どころいっぱいの舞台はあっという間でした。この後、姜 尚中さんと亀治郎さんの対談、司会は紺野美沙子さんで日本の美について対談。こちらも内容の濃いお話でした。そうそう、直前に発表された亀治郎さんお猿之助襲名の事ももちろん話題になっていました。

2部は、歓談と和楽でよく見かける方々のご挨拶。水戸徳川のご当主、森田空実さん・・・。森田さんのお着物は、12月の和楽に載るそうですが、墨色の素敵な無地でした。

そうそう、お客様ももちろん着物の方が多かったです。歓談でおなじテーブルの方も愛知から日帰りで来られたそうですが、素敵なお着物でした。

和楽はこれまでの女性誌とはひと味違う作りで、最新の10月号は売り切れる書店が続出だそうです。また20周年の時にまたこんなイベントがあるといいなーーーと思ってホテルを後にしました。  


Posted by 山名騒然  at 11:11Comments(0)くらし

2011年09月08日

胃カメラ

少し前に家内と二人で疫学調査に参加させて頂きました。
その時の血液検査の結果と、同時に受けた胃ガンのリスク調査の結果が送られて来ました。

血液検査は相変わらず、少しLDLが少し高めでした。

胃ガンのリスクの方は、5段階のうち下から2番目でした。それで胃カメラの検査を初めて受けることになりました。

さて、最近の胃カメラはずいぶん細くなって楽だそうですが・・・なにせはじめてのことですので、どうなることやら。
  


Posted by 山名騒然  at 10:59Comments(0)くらし

2011年09月07日

お笛の発表会へ

日曜日、台風は日本海に抜けましたが、雨が時々強く降るあいにくのお天気でしたが、知り合いののお笛の発表会に行かせて頂きました。

お能を見るようになって長いですが、今回の会場の河村能楽堂ははじめてでした。
ちょっと早めに行かせて頂き、能楽堂の雰囲気をあじあわせていただいていました。

脇正からふと見上げると二階席もありました。笠智衆と原節子の「晩春」(だったかな・・?)に、たしかお能を見に行く場面がありましたが、その場面が思い出されました。こじんまりとしていますが、味わい深い舞台です。


さて、舞台の上では失礼ながら想像していた以上素晴らしい音色、またリズムもバッチリ。玄人の小鼓、大鼓、太鼓、地謡をしたがえて一歩も引けをとらない吹きぶりで、安心して見られました。

おかげで、片山さんの舞に集中して見ることが出来ました。

次回がたのしみになりまいた。

あいにくその後用事があったので、そうそうに失礼しましたが、時間があればもっと聞いて居たかったです。
  


Posted by 山名騒然  at 10:29Comments(0)くらし

2011年08月28日

朝人が愛でた芸能・・・下鴨神社

昨日出掛けた、京都文化絵巻の第一回目・・・下鴨神社

あいにく始まったとたんに雨がふりだして来ました。
でも、神社のご配慮で、舞殿の周りにある橋殿と神服殿を開放して下さり、私は橋殿から見させて頂きました。

第一回目は「王朝人が愛でた芸能」ということで、平安雅楽会による、御神楽と舞楽「蘭陵王」、大原魚山塾による天台聲明、そして日本今様歌舞楽会による今様と白拍子でした。

御神楽(みかぐら)は、神様に見せるもので、本来は非公開の秘儀で、人前でやることはないそうです。大変おごそかなもので、糺の森に囲まれた神域がさらに清められたように感じました。人長と言われる舞人は、榊に丸い輪が付いた物を持って舞いますが、この輪が神の依り代だそうで、神と人とが一緒に舞うとうものだそうです。

舞楽の「蘭陵王」は以前にも見たことがありますが、音楽も御神楽の国風から中国風に変わり、仮面を付けての勇壮な舞いでした。

天台聲明は、初段唄(しだんばい)散華(さんげ)三條錫杖(さんじょうしゃくじょう)。リーダーの方と、その他の方が違うメロディーを同時に歌うので、とっても不思議な感じがしました。西洋音楽で言え多声、ポリフォニーとでも言うのでしょうか。

最後が後白河法皇がこよなく愛した今様、白拍子でした。今様では歌合と言う、題に合わせて即興で作った歌で勝敗を決めるというもので、それに白拍子がこれまた即興で舞を舞うというもの。

白拍子は、梁塵秘抄から、賀茂の社を読んだものと、佛の功徳を読んだものが演じられましたが、どことなく、黒田節に似た節回しがとっても気持ちよかったです。

そうそう、最初に朧谷壽先生の解説があったのも、とっても良かったです。

めったに入れない、夜の下鴨神社には入れて、しかもめったに見れない平安時代の芸能に出会えて、ひととき平安貴族になった気分でした。
  


Posted by 山名騒然  at 11:03Comments(9)くらし

2011年08月21日

信州・・思い出の旅

昨日の雨でずいぶん過ごしやすくなりましたね。京の街では、あちらこちらで、子どもたちが打ち鳴らす地蔵盆の鉦の音が響いています。

さて、先週の信州原村の旅。一番の目的は、ご無沙汰していたペンションの奥様にお会いすることでした。このペンションへはじめて行ったのは、新婚旅行の時。今から30年あまり前のことです。前年にご主人とお二人で始められたペンションでしたが、すぐにご主人は亡くなられてしまわれたそうです。周りからは「一人では大変だからやめたら・・」といわれたそうですが、30年あまり、いろんな方の助けを借りながらも、続けて来られました。が、年齢的なこともあって、この夏で営業はやめられるそう、と聞いて出かけたのですが、奥様はまだまだお元気そう、このぶんだったら来年も大丈夫かなと、ちょっと安心しました。

さて、旅行のほうですが、初日は松本、上田、を回ってから原村へ。

松本へいったのは、馬刺し、さくら鍋が食べたかったから。繁華街から外れた所にある、「三河屋」さん。
こちらも新婚旅行、それから子どもと行った山登りの時にも立ち寄ったお店。店内も昔もまま、味も昔飲まま・・。はじめて行った時、最初二の足を踏んでいた家内が、一口食べていっぺんに気に入った、いわくつきのお店ですが、今回は孫が行くまでは「食べない」と言っていたのに、お店に入ったとたんに、いい匂いに誘われて、食欲が一度に刺激されたみたいで、ぱくついていました。

さて、松本では、お城や古い町並みなど、いろいろ行きたい所はあるのですが、それはまた次回ということになって、一路上田市へ。

なぜ上田市か?
これも新婚旅行以来の事なのですが・・・。松本から軽井沢へ行く途中。たまたま通った上田の駅前で見つけた素敵な洋館が目につきました。通りすぎてしまったのですが、Uターンしてその建物に行くと、それはみすず飴のお店でした。そこでは、みすず飴以外にもジャムが売っていて、それを買って帰ったのですが、それ以来今でも時々取り寄せて居ました。それで今回は長男のお嫁さんのたって希望で、お店に行ってみることにしました。夏場はジュースが飲み放題、試食もしながら、ジャムをあれこれ・・・。

そうそう、上田の駅前はすっかり様変わりしていてびっくり。30年前は新幹線もまだアリませんでしたし。一度子どもたちを連れて来たことがあって、駅前の蕎麦屋に入ったのですが、あまりの不味さに、子どもたちは一口食べただけで、後は食べなくて・・しかたなく私たちが頑張って食べた、曰く付きの蕎麦屋さんも立派なビルに建て替わっていました。

さて、上田から原村へ
大門峠経由のドライブ。昔は助手席の家内が地図を見ながらナビケートしてくれましたが、今はナビが付いていて楽チンです。むかしよくスキーに行った「ブランシュたかやま」の近くを通り過ぎ、白樺湖で休憩、原村への道も、新しい広域農道でスイスイと。

懐かしい原村で、次男家族と合流。
ペンションでは奥様と再会・・しかも、昔近くでパパゲーノというパン屋さんをされていて、今は福祉の仕事をされている方とも再会できて、さらにびっくり。

食事、温泉と楽しんだ後はゆっくり話しをしたり、懐かしい、真空管アンプとタンノイで音楽を聞いて過ごしました。おまけに、パパゲーノさんのご趣味のSPレコードも聞かせて頂きました。私は以前聞かせていただいたことがアルのですが、はじめて聞いた長男夫婦は、あまりの音のリアルさにびっくりしていました。

さて初日はここまで・・二日目へつづきます・・・。  


Posted by 山名騒然  at 15:01Comments(0)くらし

2011年08月02日

明月舎の月釜

昨日のお当番は速水流でした・・というか、速水流なので行った・・と言う事もありますが。

いつものことながら、お正客になってしまいました。お陰さまでいいお茶碗で頂きましたが・・。

流儀によって、いろいろお点前も違えば、しつらえも違いますが、それがまた面白くもあります。

今回は、速水流独特のお点前だそうで。大きな、薄っぺらなお茶碗で頂きました。

飲む・・というより・・ススル・・と言う感じで頂かないとえらいことになるのでお気をつけ下さいと・・。

お棗も大きなお棗で「かわたろう」型・・・カッパの事ですね。煙草盆も船の形、大ぶりの水差しが貝の形と・・・さまざまなところで水を連想させる趣向で、一刻清涼感を味わえました。
  


Posted by 山名騒然  at 17:35Comments(0)くらし

2011年07月25日

町屋を突然訪ねて・・。

土曜日、近所をぶらぶらしていたら、以前から気になっていた素敵な町家の入り口があいていました。

なんとなく、中を見ていたら、通り庭の奥の工場におられたご主人が、こちらをみて会釈してくださいました。それに誘われるように、お声をかけると、・・どうぞ・・と・・・こちらもその言葉に甘えて中へ・・。

奥の工場には、絹糸の束がいっぱいぶら下がっています。

今では少なくなった、絹糸の精錬を専門にされているお宅でした。

反物の精錬をされるところは、以前の住まいの近くにもありましたが、糸の精錬ははじめてでした。

生成、真白、ぴみょうに青みがかった色・・など。また精錬するまえの糸と精錬したあとの糸も風合いを比べさせていただきました。

年代もほぼ同じで、奥様も家内とよく似た感じで、気があってお茶までだしていただき、あれやこれや。・・。

もう何年も前からの知り合いのようにお話させていただきました。

玄関周りも最近修理されれ、100年以上たった町屋がすっかりきれいになって・・・そのいきさつもあれこれと。

いい土曜日が過ごせました。  


Posted by 山名騒然  at 16:03Comments(0)くらし

2011年07月08日

高台と両足院

昨日は土砂降りの雨の中、着物を着て高台寺と両足院へ行きました。

高台寺は、重文の傘亭の中へ入れていただき、お茶を頂きました。
18日までの間、震災支援のための催しは、普段外からしか見れない傘亭の中に入れていただいて、点て出しではありますが、お茶を頂けるというまたとない機会でし。

隣にある時雨亭も修復が完了して往時の姿が忍ばれますが、その一階が待合。そこでいわれなどのお話を聞かせて頂いたあと、いよいよ傘亭へ。

あいにくの雨ではありましたが、それが帰って風情をかもし出していてよかったです。それに、お客様も少なくて、傘亭の中から眺める庭の景色。建物の内部の空気をゆっくり味わうことが出来ました。

高台寺を後にして、両足院へ。
両足院へははじめて、建仁寺の中も広いのでどうかと思ったですが、すぐに見つかりました。
お堂で解説があり、書院の方へ行くと、庭には半夏生が庭一面に咲いていました。
一旦玄関へ戻り庭からお茶室へ・・・お茶室は如庵の写の水月亭と大村梅軒好みの臨池亭。
今日のお茶はお煎茶で臨池亭で頂きました。庭に面して開け放たれた障子の向こうには、雨にけぶるお堂が見え、手前には白くなった半夏生が・・夏の趣たっぷり。お煎茶は煎茶道宝山流のお点前でした。気さくな先生で、大変美味しく、楽しく頂きました。こちらでも長々と過ごさせて頂きましたが、そろそろお腹もすいてきたので、長竹へ・・・。

長竹は、もう30年以上のお付き合い。最初の頃は別のお店を任されていたのですが、その後独立して今のお店を持たれました。お店に入ると、芸子さんやお母さんが・・今日は踊りと長唄のお稽古日だそうで・・。   


Posted by 山名騒然  at 22:09Comments(0)くらし

2011年07月04日

謡講へ行ってきました

日曜日は謡講に行ってきました。

いつものとおり二部から。
演目は独吟「大原御幸」の後半と素謡「雲林院」

ちょと怪しい雲行きでしたので、1日に上賀茂神社で着た、古い上布を来ていきました。7月に入ってから幾分和らいだ気候にほっとしています。

さて大原御幸、壇ノ浦のあと、大原に隠棲している建礼門院の所へ、後白河天皇が訪ねて行き、壇ノ浦での様子を聞く・・・建礼門院が語る・・というお話です。眼目は建礼門院が語る物語ですが、舞台で見るのとはまた違って、謡に集中できるのが謡講の良さ。碇潜の場面や、波の底にも・・・と言って安徳天皇と入水する場面など、目の前に鮮やかに見えてきます。

さて、休憩の後は「雲林院」

芦屋に住まいする藤原公光が、夢のお告げに誘われて、京都紫野雲林院へ来て・・・というお話し。

芦屋から尼崎、難波・・・そして一気に京都紫野へ。シテは在原業平ですが、公光から「業平にてましますか」と言われても・・「我が名を何と夕映の・・」といっさい自分からは名乗りません。しかし随所に散らばる和歌から、明らかに業平と判る・・聴かせどころのある名曲ですね。

次回は10月1日(土曜日) ちょうど10年目だそうです。
一部は14時、二部は17時からで、場所は平野神社の南、「平野の家」です。  


Posted by 山名騒然  at 15:20Comments(0)くらし

2011年06月21日

桂離宮から苔香居

土曜日は、東京から来られたツアーの人達と一緒に桂離宮に行ってきました。

直前までの雨もなんとか上がって、傘をささずに見学できました。
お庭は、いい具合に濡れて新緑や苔の緑が綺麗でした。
何度行っても良いものですね。

案内してくださった方は、見た目80歳ぐらいの方。解説するときは必ず下を見ながらお話になりますが、拡声器を使っておられますが、聞きやすいお声でした。解説者によってそれぞれ違うお話をされますが、今回の方は屋根裏のコマイの事を盛んにお話下さいました。

離宮の後は、中村軒で一服。
今年はじめてのかき氷を頂きました・・美味しかったです。

その後、苔香居へ。

食事・・歓談と、日がとっぷり落ちるまで楽しいひとときを過ごしました。

二日目は、知恩院から青蓮院、無鄰菴、そして南禅寺の順正でお昼をして自由解散。
青蓮院では、ちょうど月釜が掛かっていたので、飛び入りさせていただきました。

茶筅飾りのお点前で、見るのははじめてでした。
お点前された方も、どうやらはじめてのようで、少し緊張されていたようですし、聞くとお母さまが同席されていて、なおさら・・。でも、お茶は綺麗に点てられていて感心しました。  


Posted by 山名騒然  at 14:28Comments(0)くらし