昨日、話題の「若冲と江戸絵画展」に行ってきました。ゆっくり見ようと、朝10時に近代美術館に到着、人もそれ程多くなくゆったり、じっくり見れました。
話題の若冲ですが、確かにすばらしいですが、数年前に国立博物館で若冲展を見ているせいか、それほど心動かされませんでした。それより、応挙や芦雪、抱一、基一の作品に感動しました。
ポスターの表紙に使われている応挙の「懸崖飛泉図屏風」を見ていると、自分がその風景の中に居るような錯覚を覚えました。それと、応挙の孫の応震の「麦稲図屏風」左は稲がたわわに実った様を、右は麦秋で麦が一直線に伸びる様が描かれていて、左からはアダージョが、右からはスケルツオの音楽が聞こえてきそうでした。一階には床の間がしつらえられ、抱一の12ヶ月花鳥図が自然光で鑑賞出来るように展示されていて、いつまでも見ていたい衝動にかられます。
おまけで、3階からは正面に平安神宮の朱の鳥居が、東山の翠と京都市美術館をバックに手が届くかといわんばかりの近くに見えました。