京つう

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Posted by 京つう運営事務局  at 

2008年11月29日

井上定期能(08年11月)

今日は久しぶりに井上定期能に家内と出かけてきました。

今年はなかなか日程が合わなくて、井上定期能はこれが最初で最後です。

11時前に観世会館に到着しましたが、それでも30人ぐらいは並んで居られたでしょうか。外国の方の姿も見えました。

今日は能三番、通小町・野宮・安達原。

特に野宮の前シテが中入りで橋掛かりを歩む所、杉さんの笛がすばらしく、なんともいえず風情があり、これだけで今日来た甲斐がありました。

家内と見に行ったのも久しぶり。来年はもう少し行きたいですね。  


Posted by 山名騒然  at 18:28Comments(0)くらし

2008年11月27日

苔香居 きもの虫干しの会 2008年秋

連休の三日間は苔香居きもの虫干しの会三昧でした。

おかげさまでこれまでで最高、200人近くの方に来ていただきました。

庭の紅葉もこのところの急な冷え込みで綺麗に色づき、苔の上の散紅葉も楽しんでいただけたようです。

今回は特別に我が家の着物を飾らせていただきました。戦後まもなくの時期に私の祖父が娘たち(私の叔母)の為に作った婚礼のための振袖。先日この苔香居でその叔母の息子が結婚の披露の会をしました。その時にお相手の女性の方がこの振袖を着てくださいました。それを見た山口さんはじめ、みなさんが褒めてくださり飾る事になりました。今ではこれだけの物を作る事はなかなか無いでしょうね。

そのほか、いつもの二枚重や三枚重をはじめ、今回は出来るだけ初めての着物を飾らせていただきました。



ご主人手作りに蕎麦と、おくどさんで炊いたご飯も好評でしたが、最後のほうに来てくださった方には蕎麦がなくなってしまい、申し訳ございませんでした。

次回は来年5月の連休を予定しています。今回とは違う着物を飾りますので、またお越し下さい。  


Posted by 山名騒然  at 21:54Comments(2)きもの

2008年11月21日

東京でコンサート・・・

週末東京へ出かけえてきました。

16日は午後から知り合いのチェリストの10周年コンサートが日本大学カザルスホールでありました。おなじホールで同じピアニストの伴奏でコンサートに行ってからもう10年が経ちます。お互いに色々あった10年で、感慨深く聞かせていただきました。カザルスホールは名前にも世紀のチェリストの名前が付くように、チェロにはもってこいのホールだそうです。ホール自体がチェロと共鳴するように響きます。

チェロもグアネリという名機で、なんとも味わいのある音色、抜群のテクニックとストレートに伝わる感性が魅力のチェリストです。次回はいつ聞けるのか分かりませんが、それまで元気で、また行きたいです。

その夜は始めてお会いする方とお食事会。場所はその方の指定の場所ですが、前から気になっていた上野公園内にあるお店「韻松亭」を予約してくださいました。上野公園に着いたのが6時ごろ。もう真っ暗です。何度か上野公園を横切った時に、素敵なたたずまいに、どんなお店なのか気になっていたのですが、今回計らずも行く事が出来て、とても感激しました。

お料理も、過剰な演出が流行るご時勢ですが、落ち着いた演出と部屋がうまくマッチして素敵な時間を過ごさせていただきました。






次の日は尾花台にある洋菓子店オーボンヴュータンへ。長男のお嫁さんが大の甘いもの好きで・・。  


Posted by 山名騒然  at 22:13Comments(0)催し案内

2008年11月11日

七五三顛末記

日曜日、七五三の本番の日です。
空はスカッと秋晴れとはいかず曇り空、それでも雨が降らないだけマシと。まず女の子を家内がいつも行く美容院へ。この美容院、もともと祇園町近くにあったので、ちゃんとセットが出来るそうです。


約一時間、カーラーを巻いて、ケタボを入れて簪と鹿の子をつけてもらいました。先生から「髪は斜めから撮ると綺麗に撮れる」と聞いて、早速パチリ。


さて、家に帰ってから男性陣は奥で、女性陣は表と分かれて着付です。私は息子と五歳の男の子の担当。どちらもチョチョイのチョイ。孫は形ばかりの懐剣を振り回しています。

女の子のほうは結構悪戦苦闘していたようですが、なんとか着せていざ出発・・玄関で写真を撮っていたら、となりと向かいのおばあちゃんがひょっこり顔を出されてご挨拶。挨拶もそこそこにいざ平安神宮へ。


平安神宮ではもうたくさんのお参りの方が。色とりどりの着物姿であふれていますが、さすがに家族全員が着物と言うところはないでしょう。

待つ間にも帯を直したり、それでも女のこの方はじっとしています。

お祓いが済んだら丁度お昼、一度我が家に戻って女の子は着物を脱いで、お昼ご飯を済ませて、また着せてもらって、今度は写真撮影に都ホテルへ。

これまで我が子のとき、色々な写真館でお願いしましたが、亡くなられたりして今回はどうしようかと思ったのですが、以前お願いした河野写真館の弟さんがされていると聞いたのでそこでお願いしました。ホテルでは結婚式もあって、行ったとき丁度お色直しの撮影、ちょっと覗いて見ましたが孫たちは興味深々のようです。合間を縫っての撮影になりましたが、まずは一人ずつ、そして家族で、最後に二人の写真をぜひ撮らせていただきたいと言われて、どうかと思いましたが、二人とも機嫌よくカメラの前に・・。

朝の8時から夕方3時過ぎまで、長かった一大イベントも後は食事に行くだけ。子のイベントに参加し中つた次男も合流して、今話題の中華屋さんへ・・20数種類を頂きましたがどれも味わい深くおいしかったです。

みなさん一日お疲れ様でした。7歳の女の子は綺麗にしてもらったのがよほどうれしかったのか、最後まで髪はそのまま。次の日もその頭で学校へ行きそうな喜びようでした。さすがは女の子ですね・・(笑)  


Posted by 山名騒然  at 22:29Comments(4)くらし

2008年11月10日

我が家の七五三

昨日は今年一番の我が家のイベント「七五三」の日でした。

女の子が七歳、男の子が五歳。

前日の土曜日にそれぞれの衣裳を並べて点検しました。

男の子は息子が着た衣裳がありますので、基本的にはそれを着せます。また袴は私が来たものが出てきたので、それを使おうと思っています。この袴はたぶん私の祖母が作ってくれた、羽二重に縞を染めたものです。

女の子は一から作らないと無かったので、生まれた時はどうしようかと考えて今回の取り合わせにしました。

お嫁さんは家内が着ていた色無地、息子は父が来ていたのを仕立て替えた結城に昔次男が仕舞をしていたときの袴。

家内の色無地で、帯は川島織物が昔大丸の創業を記念して売り出した布を数年前に偶然手に入ったので、それを帯に仕立てたものです。

着物や帯やバックなど、それぞれいわれや縁があった物ばかり。またその話はおいおいに・・に・・。  


Posted by 山名騒然  at 17:51Comments(0)くらし

2008年11月08日

苔香居で結婚式 その一

11月2日。連休のど真ん中
お茶のお稽古を一緒にしている従兄弟が再婚する事になり。その披露の会を苔香居でしました。相手の女性もお茶をされていて、昨年の苔香居の虫干しの会にお手伝いに来てくださっていて、そのときに従兄弟と出会ったのが縁で結婚する事になったという事もあって、苔香居ですることになりました。

まず苔香居にある泰庵でお茶会。一週間前に苔香居の蔵からお道具を出し、先生からも拝借して、全体のバランスを考えながら道具組みをしました。そして、前日までにお掃除をすませ、当日は二人で交互に亭主と半東をつとめ。それが済んだら座敷で宴会です。

これは待合の床の間、掛け軸の前には宴席で行われる三々九度に使う杯。


今回の趣向の一つが花嫁の衣装です、我が家に従兄弟の母(私の叔母)が50年前に着た花嫁衣裳が大事に保管されています。その衣裳を着た叔母の写真が引越しのときに見つけました。その写真に写っている伯父は従兄弟にそっくりです。で、今回の事が決まった時から花嫁さんに来てもらえたらと思っていましたが、お願いしたら気持ちよく来ていただけることになりました。当初は宴席だけと思っていたのですが、先生からお茶席でもと言っていただき、振袖でお点前していただきました。


主菓子は社中のお一人でもある中村軒さんのキントンで、おめでたい席にちなんで紅白。銘はお茶席で中村さんと従兄弟とで「ちぎり」と決まったそうです。中村軒さんは後の宴席でもし菓銘を聞かれたら「縁」としようと思っておられたそうですが、ちぎりも気に入っていただいたそうです。

お茶席が終わるといよいよ宴席です。


席が決まると、恒例の三々九度をすることに、バックグラウンドミュージックに神歌を謡わせていただきました。

その後宴席でも色々な趣向が・・  


Posted by 山名騒然  at 15:06Comments(2)

2008年11月05日

洛趣会

昨日は洛趣会に行ってきました。

昭和3年から始まって今年で76回目だそうです。昨今では盛んに異業種交流なんて言われますが、京都では昔から行われています。洛趣会もその一つ、京都の老舗中の老舗が28件。染織系、飲食系、調度系、服飾系とさまざま。

当初からのキャッチコピーが「売り申さず  お賞くだされそうらえ」それぞれのブースに各店が趣向を凝らした飾り付けをし、店の主人や奥様方が付きっ切りで居られます。例年初日に行くのですが、毎年すごい人でゆっくり見れないぐらいなのですが、今年は二日目の午後からでしたら、案外すいていて、時にはご主人とお話をさせていただけました。

洛趣会のもう一つの楽しみが、お茶席とお蕎麦席。
二日目のお茶席は裏千家担当。とらやさんの練り切りで紅葉。お蕎麦は尾張屋さんです。お蕎麦席の配膳は大原女さんの担当です。結構年配の方も居られて・・・今年もお元気でお会いできましたね、来年もまた・・と勝手に思っています。

こちらは当日の家内の取り合わせ。  


Posted by 山名騒然  at 17:13Comments(2)きもの

2008年11月04日

イベント情報

今日たまたま御所の横を通ったらポスターを見かけました。車だったのであまりしっかり見えなかったのですが(しっかり見たら危ないですね)帰ってから調べたら、面白そうなイベントだったのでみなさんにお知らせしたいと思って書きました。

近頃あちらこちらのお寺ではライトアップして夜間拝観をしていますが、これはライトダウン。12日が旧暦の10月15日。夜は冷えますので温かくして行きます。

京都御苑 西南部
 京都御所の周りにあった公家町を解体して緑豊かな苑地として誕生した京都御苑は今年、「御苑」と命名されて130年目になります。そして、『紫式部日記』で『源氏物語』の存在が記される宴が催された土御門第(つちみかどてい)は、現在の京都御苑東側清和院御門を入った辺りにあったと考えられています。藤原道長の邸宅、土御門第は一条天皇中宮彰子(しょうし)の実家であり、彰子が敦成(あつひら)親王を生んで五十日目の儀式が盛大に開催されていたのでした。御苑130年と源氏物語千年を迎えて、100年を超す御苑の森をより深く体感いただけるように御苑南部(南北:九条邸跡~建礼門、東西:閑院宮邸跡~富小路広場)でライトダウンを行い、平安の夜を再現します。広大な樹林が広がる静寂の中で源氏物語に描かれた秋の夜長をお楽しみ下さい。

お問い合わせ
 環境省京都御苑管理事務所 TEL 075(211)6348
 源氏物語千年紀委員会事務局 TEL 075(231)2008
                                   (財)京都市観光協会より  


Posted by 山名騒然  at 17:29Comments(4)催し案内

2008年11月03日

旧安田邸の永徳斎4代の人形展

東京へ行ったついでに、前にご紹介した元安田邸(谷中)で行われている、永徳斎の人形展に出かけてきました。

仕事がちょっと長引いて、間に合うかどうか・・4時までと案内にあったのですが、付いたのが3時過ぎ。入り口の方にまだ大丈夫ですかと尋ねると、大丈夫とのこと。駐車場を探して、あわてて戻りました。入り口が見えた頃、黒塗りの車から一人の男性が降りられてスタッフの方が案内されて中へ、私も一緒に中へ・・。そのスタッフの方は私が大丈夫ですかとお尋ねした方でした。どうやらその男性は文京区長だそうです。私は玄関で会費を払い、靴を脱いで荷物を預けで中へ。ぎりぎりになったにもかかわらず、スタッフのみなさんが気持ちよく迎えてくださいました。

玄関、洋間は前に見たのです素通りして、奥の座敷に。


表千家の残月の間を模した座敷の床の間にぴったりと収まったお雛様。それはそれは見事なものでした。それもそのはず、この床の間に合わせて誂えられたお雛様だそうです。内裏さまが2セットあるのは、安田様の長女と次女のかたのだそうです。犬箱も可愛らしいです。

2階には5月人形が飾ってありました。両方が一度に見られて今回はとってもお徳です。それ以外にも永徳斎4代にわたる作品が展示されていました。

どの作品もとてもリアルで、歌舞伎調のミエをきったようなスタイルの物も。雛飾りや5月人形も京都の物とは一味違う感じがしましたが。いづれにも一見の価値があるように思います。

永徳斎の歴代の人形が一同に会するのはこれが初めてだそうです。
展覧会は9日まで行われています。  


Posted by 山名騒然  at 17:15Comments(0)催し案内