昨日は土砂降りの雨の中、着物を着て高台寺と両足院へ行きました。
高台寺は、重文の傘亭の中へ入れていただき、お茶を頂きました。
18日までの間、震災支援のための催しは、普段外からしか見れない傘亭の中に入れていただいて、点て出しではありますが、お茶を頂けるというまたとない機会でし。
隣にある時雨亭も修復が完了して往時の姿が忍ばれますが、その一階が待合。そこでいわれなどのお話を聞かせて頂いたあと、いよいよ傘亭へ。
あいにくの雨ではありましたが、それが帰って風情をかもし出していてよかったです。それに、お客様も少なくて、傘亭の中から眺める庭の景色。建物の内部の空気をゆっくり味わうことが出来ました。
高台寺を後にして、両足院へ。
両足院へははじめて、建仁寺の中も広いのでどうかと思ったですが、すぐに見つかりました。
お堂で解説があり、書院の方へ行くと、庭には半夏生が庭一面に咲いていました。
一旦玄関へ戻り庭からお茶室へ・・・お茶室は如庵の写の水月亭と大村梅軒好みの臨池亭。
今日のお茶はお煎茶で臨池亭で頂きました。庭に面して開け放たれた障子の向こうには、雨にけぶるお堂が見え、手前には白くなった半夏生が・・夏の趣たっぷり。お煎茶は煎茶道宝山流のお点前でした。気さくな先生で、大変美味しく、楽しく頂きました。こちらでも長々と過ごさせて頂きましたが、そろそろお腹もすいてきたので、長竹へ・・・。
長竹は、もう30年以上のお付き合い。最初の頃は別のお店を任されていたのですが、その後独立して今のお店を持たれました。お店に入ると、芸子さんやお母さんが・・今日は踊りと長唄のお稽古日だそうで・・。