炉開きの準備と修学院離宮

山名騒然

2007年12月29日 14:31

年末の掃除、みなさん進んでいますか?
私も真っ最中ですが、ちょっと一息・・・。

「平家琵琶を聞く会」が無事終わった次の日は、新たに風炉を作られたお宅へ朝から準備に出かけました。週末にはお稽古を兼ねた炉開きをしますので、その準備も兼ねて。

それにしてもお茶をするとなると、さまざまな準備が要るものですね。

そして、そのまた次の日は修学院離宮へ・・・。
今年夏から2回目です。
紅葉はすっかり散ってしまって、なお且つ「中の茶屋」の書院が修理中で見られませんでした。


それでも柿の実が秋の風情を醸しだしてくれていました。
修学院の魅力の一つが回りの景色、田園風景を維持するためにご近所の農家に耕作をしてもらっています。


田園風景の中の道を登りきると上の茶屋。そのまた大刈り込みを登ると、それまで遮られていた景色が一気に見えます。一番高い所の建物からの池の景色。遠く愛宕山や御所も見えます。


庭をめぐっているときに見つけた測量の基準点、しっかりと「宮内庁」とあります。


池のほとりから見た臨雲亭。

約一時間あまりの行程でしたが、6名ほどのグループでゆっくりと見ることが出来ました。係りに方の道中お話を聞くと、秋の行楽シーズンはすごい人だったそうで、とても庭を味わうなど出来なかったそうです。ゆっくり庭を見るなら、12月が良いそうですよ。

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