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Posted by 京つう運営事務局  at 

2008年12月02日

北野大茶会

昨日は北野天満宮の大茶会でした。

去年初めて行かせていただきましたが、ことしの当番は裏千家。昨年以上の混雑ぶりで、結局三席しか回れませんでした。それでも十分満足できる内容でした。

まずは本席へ、お茶壷道中で接待させていただいたお部屋が本席に使われています。で、接待の時にお部屋の畳など汚さないようにずいぶん気をつかいました。
本席は濃い茶席で、待合でお菓子をいただき、それが済むと席入りまで、会記や飾り付けられたお道具の拝見。そうこうする内に係りの方が来られて、「男性なのでどうぞお正客に」と一旦は固辞しましたが。大寄せですし、先生もいらっしゃる事なので、お引き受けしました。お濃茶の正客は初めての事で、戸惑うばかりでしたし、お声を掛けるタイミングも・・・・でもいい経験になりました。次回(いつの事かわかりませんが)もう少しましになりたいものです。

この後、歌舞練場のお席へ、このお席は上七軒の舞妓さんや芸子さんのお席で立礼のお席。昨年はお正客に座らされたので、ゆっくり見る事が出来ませんでしたが、今回はじっくり見れてもううっとり・・。

次のお席は西芳寺さん、祇園のお道具屋さんの源田さんのお席。このお寺は先生をはじめ社中の方もお稽古に行かれたいた事があったり、月釜に行かれていたりするお寺で、大炉もあり、花月の月釜もあったりするそうです。いつか行って見たいですが。さて、ここはお点前はなく、点て出しのお茶がのあと、飾り付けされたお道具の解説がありました。掛け軸は「懈怠(けたい)比丘不期明日」怠け者の僧に明日のことはわからない、そこから今を大切にと言うことで今日庵の由来となつた言葉だそうです。
そこでの解説が済むとお席の方に案内されてお茶室へ。そこでもいろいろと解説してくださいました。面白かったのは、仙叟の「矢筈釜」、湯気の出る穴が三箇所開いていて、本来は断面が矢筈の形で、お湯を捨てる時に回りにお湯が残ってしまうのを防ぐためですが、炉に掛けるとそこから湯気が出るのがなかなか面白いです。

このお席でも、本席でも裏千家学院の生徒さんたちがお手伝いされていて、山口家の虫干しの会でお手伝いしてくださった方も居られて、知っている方の顔をみるとなぜかほっとします。

あと、名月舎と松向軒がありましたが、東京から来られている方の新幹線の時間もありあきらめて、もみじ苑へ。

去年から整備公開されるようになった紙屋川沿いのもみじ苑に行きました。前日にも東京から来られた方とご一緒したのですが、その時もすばらしかったですが、一日でまた赤みが増したような気がしました。

ゆっくり紅葉を見た後、宝物殿へ、そして市中のお菓子屋さんの集まり「菓匠会」のお菓子の展示を見に。朝参道を歩いていた時に知り合いのお菓子屋さんのご主人にお会いしました。そのお菓子屋さん、お干菓子専門なのですが、なかなか普段見る機会がなくて作品をぜひ見たかったのですが、ひいき目ではなく、一番気に入りました。写真が撮れなかったのが残念です。いつか先生に言ってここのお干菓子を使わせて頂きたいです。

こうして9時からのお席周りも終わって、お土産に粟餅屋さんによって帰りました。

毎年当番の流派が代わるそうで、次回裏千家は6年後だそうです。来年はどちらの流派が当番かわかりませんが、来年もぜひ行きたいですね。  


Posted by 山名騒然  at 18:09Comments(3)くらし