あっという間に今年も三月ですね。
ここ数日は山口家でのお茶会、お茶事のお手伝いをさせていただきました。
2日は100人あまりの方がお越しになるお茶会。
この時期ならではのお雛様の趣向。

ここは待合。香煎茶が自由に飲めるようにしつらえてあります。
写真には写っていませんが、右の床の間にはガラスの立雛が飾ってあって、今日の趣向が暗示されています。

こちらはお菓子席。いつも虫干しの会ではメイン会場になる座敷です。

そのお菓子席に飾られたお雛様。
数年がかりで製作された大木丸平謹製のお雛様です。衣装もすばらしいですが、お顔がなんともいえず素敵です。

今日お手伝いに来られたみなさんと、山口家当主とでまずはお茶を一服。
この時期ならではの掛け釜と徒然棚。はじめて見る棚で、扱いが面白かったです。
床の間。
花入れは大鼓の胴。これも雛飾りの五人囃子を連想されます。

お花は唐桃、裾には菜の花があしらってあって春らしい風情でした。
お茶事も基本的には同じ取り合わせでした。

そうそう、お菓子は桂中村軒特製のお菓子。銘は「さしも草」
さしも草とは・・ヨモギの別名。邪気を払う力があるそうです。
二日間裏方で走り回り、時々は庭を案内したりして、足腰がさすがに疲れましたが、先生それぞれのやり方があって、いい勉強になりました。