京つう

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Posted by 京つう運営事務局  at 

2007年11月28日

月心寺 その2

間に苔香居虫干しの会がはいり、月心寺その2がおそくなりました。
ざっとお料理の紹介です。

炊き合わせ・その2.蓮根の太いこと。でもサクサクとしておいしいです。




胡麻和え。季節の果物の柿とりんごが入っていました。




季節の菜のおひたし。いつも楽しみな一品です。7種類ぐらい使われているそうです。これだけ細かく叩くのはさぞたいへんだと思います。




大根とお揚げとこんにゃくのたいたん。
どれも大振りでしょ。




果物と揚げた結ぶ昆布。今日は立派なみかん。それと不自由な手で庵主さん自ら結ばれた昆布です。




そして、香の物。




途中でご挨拶に見えられた庵主さん。いつまでもお元気でいてくださいね。




この後ゆっくりと庭の散策や、別の団体の方へのお話を一緒に聞かせて頂いたり。そして最後に入り口入ったところにある「走井」の井戸へ。一瞬なにも入って居ないかのような透明な水が満々としています。この水がお料理の命、ご飯がおいしいのもこの水のおかげと聞いて思わずすくって口へ・・えもいわれぬまろやかな、甘みさえ感じました。  


Posted by 山名騒然  at 16:13Comments(0)くらし

2007年11月26日

苔香居 紅葉ときもの虫干しの会

23日から三日間、苔香居で開かれた紅葉ときもの虫干しの会が無事終わりました。

直前の19日に京都新聞で取り上げてくださいましたが、その直後からひっきりなしに電話が
なり、そうそうに定員になりました。

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007111900077&genre=M2&area=K1K
当日までお電話いただき本当に申し訳なかったのですが、来年のゴールデンウイークにも再び行いますので、そのご案内をさせていただくことにしました。


玄関先の展示(おもに夏物)


10時の開場と同時に次々とお越しいただき、私は説明におおわらわ・・とうとう昼飯もお茶さえ飲む時間がありませんでした。
それでも、どの方も熱心にご覧いただき。つぎつぎと質問されたり、むしかのお話をきかせてくださったり。最終日には山口家のゆかりの方がお越しになり、お茶室を建てられたときのお話など聞かせていただけました。

主な会場となる座敷の様子。5月の第一回とほぼ同じ内容です。




おばあちゃんの婚礼衣裳がメイン。三枚重、二枚重、おばあちゃんの絽刺しの帯など、それと今回はお母さんの訪問着も特別に出してくださいました。正面左の床に飾りましたが、なかなか斬新が柄、「ダリア幻想曲」という題が付いています。

次の部屋には、今回新たに蔵の長持から出てきたお布団を展示しました。真綿の立派なお布団で、これもおばあちゃんのお嫁入りの布団。大正12年2月のお嫁入りですので、かれこれ84年経っている事になります。
ちなみにこの長持からは丸帯も一本出てきました。年代や柄から考えると三枚重の上に締められた帯かもしれません(確証はありませんが)。


今回長年書斎として使われていた部屋も展示スペースと使えるように整理。出窓にはおばあちゃんの作品のバックや愛用の草履も展示しました。

そして最後の展示はおばあちゃんが書き留めた着用の記録が掛かれた文庫。来年からはいよいよこれに手をつけようと思っています。

おかげさまでたくさんの人に来ていただきましたが、十分楽しんでいただけたか、説明不足や特にお蕎麦の所では長く待っていただいたりしてご迷惑をおかけしたと反省しています。それでも直前の冷え込みで紅葉が進み、秋の風情はお楽しみいただけたのではないでしょうか。



  


Posted by 山名騒然  at 16:58Comments(6)きもの

2007年11月20日

月心寺 その1

ここ数日一気に寒くなって、紅葉もいよいよで秋も深まってきました。

「月心寺」 平成13年秋からNHK朝の連続ドラマ「ほんまもん」で野際陽子さんの演じる尼さんのモデルになった所。お昼に精進料理を出してくださることで知る人ぞ知る所です。そこへ先日行かせて頂きました。



これが最初に出る「胡麻豆腐」大振りですが、繊細な味でいやみがありません。朝早くというか夜中2時3時から胡麻をすられる名物の一品。これだけでも満足ですが、これからもどんどんとお料理が運ばれてきます。



次に出てくるのがお汁とご飯。このご飯がおいしいこと。ここは元走井餅の茶店の跡で、玄関にはこんこんと湧き出る井戸があります。この水がおいしいからご飯がおいしいそうです。もっともっと頂きたいのですが、後のことを考えると・・がまんがまん。


次が吹き寄せ。この後大振りの鉢にお料理が盛られて来ます。どれもとても食べきれない量。この「量」が不思議と心を豊かにしてくれます。


もう一つのお汁。こんどはお清まし。実は蓮根のお団子、ゆずの香りがして、身も心も温まりました。


海老芋のたいたん。いまだに忘れられない味わいです。このあたりからお腹がいっぱいになってきます。


炊き合わせ・その1。どれも大振りです。そして一つずつ本来の味わいがします。

この後、これも名物の菜っ葉のおひたしや和え物・・・と続きはまた  


Posted by 山名騒然  at 16:30Comments(4)くらし

2007年11月12日

グレン・グールド


グレン・グールド

クラシックファンなら誰でも知っているピアニスト。

©1959 National Film Board of Canada.All Rights Reserved.

1955年、バッハのゴールドベルク変奏曲で鮮烈なレコードデビュー。
1982年、ゴールドベルク変奏曲の録音を残して50歳の生涯を閉じる。

極端に低い椅子。
足を組んでの演奏。
うなるようにハミングしながらの演奏。
「演奏会は死んだ」との言葉をのこして、1965年以降人前で演奏をせず、以後、レコードとラジオ放送のみ。
地球外探査の為の衛星ボイジャーに人類の文化として録音が搭載される。
普段はカナダの田舎で犬とともに暮らす。

数々の伝説に彩られたグールド。
そのグールドの27歳の映像が銀座テアトルシネマで放映されていました。ちょうど東京にいる時、神田の古本街を歩いている時たちよった店でチラシが置いてありました。幸い夜遅い時間での放映。もう二度と見れないかも・・そんな思いで出かけました。

まだまだ若い27歳のグールド、デビュー間もない頃、スタンウェーでの楽器選び、ニューヨークのでのイタリア協奏曲の録音風景、カナダの湖畔の家での普段の様子。これまで誰も引いたことの無いバッハ。

一音一音がくっきりとしたノンレガートの演奏。熟知した対位法で、隠れされたメロディーの発見。いまの多くのバッハ演奏に影響を与えた。

しばらく彼の音楽から遠ざかっていましたが、また聞きたくなりました。

銀座テアトルシネマ
http://www.cinemabox.com/schedule/ginza/index.shtml
  


Posted by 山名騒然  at 16:56Comments(1)