
グレン・グールド
クラシックファンなら誰でも知っているピアニスト。
©1959 National Film Board of Canada.All Rights Reserved.
1955年、バッハのゴールドベルク変奏曲で鮮烈なレコードデビュー。
1982年、ゴールドベルク変奏曲の録音を残して50歳の生涯を閉じる。
極端に低い椅子。
足を組んでの演奏。
うなるようにハミングしながらの演奏。
「演奏会は死んだ」との言葉をのこして、1965年以降人前で演奏をせず、以後、レコードとラジオ放送のみ。
地球外探査の為の衛星ボイジャーに人類の文化として録音が搭載される。
普段はカナダの田舎で犬とともに暮らす。
数々の伝説に彩られたグールド。
そのグールドの27歳の映像が銀座テアトルシネマで放映されていました。ちょうど東京にいる時、神田の古本街を歩いている時たちよった店でチラシが置いてありました。幸い夜遅い時間での放映。もう二度と見れないかも・・そんな思いで出かけました。
まだまだ若い27歳のグールド、デビュー間もない頃、スタンウェーでの楽器選び、ニューヨークのでのイタリア協奏曲の録音風景、カナダの湖畔の家での普段の様子。これまで誰も引いたことの無いバッハ。
一音一音がくっきりとしたノンレガートの演奏。熟知した対位法で、隠れされたメロディーの発見。いまの多くのバッハ演奏に影響を与えた。
しばらく彼の音楽から遠ざかっていましたが、また聞きたくなりました。
銀座テアトルシネマ
http://www.cinemabox.com/schedule/ginza/index.shtml