京つう

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Posted by 京つう運営事務局  at 

2008年07月28日

着付の全国コンクールに応援に・・・

今年もお誘いを受けたので大津プリンスホテルまで着付の全国コンクールの応援に行ってきました。

全国各地の予選を勝ち抜いてきた選手のみなさんが、大きな宴会場の壇上で、予選7分、決勝6分の制限時間内に、留袖、振袖を自分で着付けます。

それに先立って、昨年各部門で優勝された方のデモンストレーションが行われたのですが、選手の方々の動きが舞を舞っているような仕草で面白いです。


予選と決勝の間、それと昼食後のそれぞれの時間にプロの大会で入賞された方のデモンストレーションがありました。今回は生徒さんの大会なので、二重太鼓やふくら雀は器具を使って事前に作ってあるのですが、プロは当然手結びです。また、目隠しで留袖を着るというのもありました。今回家内と一緒に行ったのですが、時々着付を頼まれるのですが、いろいろと参考になったようです。

応援した方は、留袖の着付をされたのですが、一番奥でしたので双眼鏡で見ていたのですが、綺麗に着付けておられたので、きっと決勝に進まれるだろうと思ったのですが、残念ながら決勝には進まれませんでした。後で聞いたら、衿がちょっと・・・。残念、来年もぜひがんばって、この次は決勝まで進まれますように。

そうそう、表彰の前に行われたプロによる振袖の着付と花嫁さんの着付はとても華やかで、舞台を降りて通路を歩いて下さったのですが、どなたも綺麗で見とれてしまいました。昨年はそこまで見ないで帰ってしまったので、今回が見るのは初めて・・眼福でした。(笑)
  


Posted by 山名騒然  at 16:51Comments(4)きもの

2008年07月26日

加茂の足浸け神事

 昨日は東京から来られた知人と京都在住のご夫婦それに私たち夫婦と五人で、下鴨神社の御手洗祭りに出かけました。清流が流れる御手洗川に膝までたくし上げた足を浸けながら、ロウソクの火を献灯します。


みんな真剣な面持ちで、必死に服が濡れないようにしながら、途中にあるロウソクから自分のロウソクに火を移し、先の献灯台まで歩きます。今日は風が吹いて、すぐに火が消えてしまい、何度も往復しながらの献灯になりました。それでも何とか済ませて、川から上ると地下からくみ上げた御手洗の水を頂きます。これで今年の夏も無事すごせることでしょう。


その後、先斗町の長竹へ・・お番菜の数々を目の前に、お酒の飲めない私は残念ですが、それでもご一緒したご夫婦の絶妙の会話が盛り上がりました。  


Posted by 山名騒然  at 23:47Comments(2)

2008年07月24日

蓑庵へそして山鉾巡行

さて、いよいよ蓑庵へ

南明庵の西側、薄暗い廊下の先に蓑庵の茶道口があります。さっそく茶道口から内部へ。

玉林院から頂いた季刊の冊子{しょうりん}によると、内部は三畳中板入りの如心斎好みのお茶席。二畳の客畳と一畳の点前座との間に中板を用い、その中に炉を切り、炉角に赤松皮付きのゆがみ中柱を立てています。壁は長すさ入りの赤みを帯びた壁で、引き摺り仕上げでおもむきがあります・・・・。赤みを帯びた壁に光が反射してほの暗い内部がいっそう深淵に感じられ、その昔どんな会話がなされていたのか、それを思うと感慨深いものがあります。待庵では利休と秀吉が、松向軒では細川三斎が、蓑庵では了瑛が。

待庵、松向軒、蓑庵とどれも国宝や重文のお茶室ばかりで、もう胸がいっぱいいっぱい、残念ながら私の文章力ではとてもこのすばらしさを表現しきれないのが、まことに残念。写真を撮る気にもなりませんでした。

この後、洞雲庵の月釜へ参加させていただきました。今日のお亭主は山内宗由先生。三重から来られたそうです。この洞雲庵は昭和17年に再興されたお茶室ですが、その昔ここで花月のが作られたとか・・。


さて17日はいよいよ山鉾巡行。新町通りの町家の二階から見学させていただきましたが、それに先立ち、北観音山の出発式を始めて見させていただきました。出発に先立ち一旦町内の北の端六角通りまで進み、そこから改めて南に向けて出発します。ちなみに、こちら側に柳の飾りが見えているという事は、こちら側は後ろです。四条通までは後ろ向けで行きます。


暑い暑い巡行の一日のスタートです。

そして3時過ぎに巡行を終えて再び町内に帰って来たときには、また〆の行事が行われます。

そして・・夕方からは祇園石段したで神輿が三基そろっての行事を見に行きました。  


Posted by 山名騒然  at 22:29Comments(0)くらし

2008年07月22日

待庵から蓑庵へ

大山崎の待庵の見学を済ませて、今度は一路大徳寺へ。

予定していたより早くに大徳寺に着いたので、高桐院へ寄り道しました。
高桐院は私も始めて、門を入った瞬間から苔の鮮やかさに圧倒されました。

高桐院は細川氏ゆかりのお寺で、利休の邸宅を移築された書院があり、またその奥には二畳台目のお茶室松向軒があります。


客殿から眺める庭は、苔の翠と紅葉の青、その紅葉の陰とのコントラストがえもいわれぬ風情。この客殿には円能斎好みの茶室「鳳来」がありますが、こちらは松向軒とは違い大らかな風情が感じられます。そしていよいよ玉林院へ



玉林院さんとは古くからのご縁で、もうかれこれ30年以上になります。現在は孫が保育園でお世話になっています。さて、玉林院の本堂は現在大修理中で、6年目になりますが、どうやら今年中には終わり、来年春には完成する予定だそうです。

で、この日は洞雲会の月釜の日で、そちらにもお邪魔させていただく予定ですが、時間がありましたので、とりあえず蓑庵をご案内いただきました。

工事中の本堂の横を通り抜け、まずは南明庵へ。ここは待庵の修復にも尽力した、鴻池了瑛が先祖を祭るために建てた建物、周りは楽長入の楽焼の敷瓦が敷き詰められていて、歩くのもおそるおそる。位牌の置かれた仏壇の下には螺鈿が施され、扉の薄絹には纐纈らしい技法で模様が染められて居ます。

次に入ったお部屋は霞床席。四畳半の書院風のお茶室ですが、ここの席の特徴は床の間に宙に浮くような違い棚。後ろには一面に富士山の掛け軸が掛けられ、まさに富士山に掛かる霞のような棚。目に見えない細工のため下らないそうです。また、天井は格天井で少し硬い感じですが、竹がふんだんに使われていて趣を出していました。

そしていよいよ蓑庵へ・・。  


Posted by 山名騒然  at 16:37Comments(0)くらし

2008年07月21日

祇園祭とお茶室見学

毎日暑い日が続きますね。

三連休も今日で終わりです。長男家族は朝早くからおでかけ、次男も出かけて今は家に家内と二人だけです。

祇園祭もメインの山鉾巡行が終わり、町中は祭りを待つ浮き浮きとした気分も一段落して落ち着いてきました。そんな先週も忙しい、でも充実した一週間でした。


まず13日は北観音山の試し曳きに孫たちと出かけました。二人とも新調した浴衣を着てちょっとうれしそう。それに鉾の大きさに驚いていました。巡行当日は一部の人しか鉾にさわる事も曳く事も出来ませんが、この日は誰でも鉾を曳く事ができます。もちろん女性でも子どもでも。今年は日曜日と重なった事もあって多くの方が曳きに来られていて、子どもたちにはちょっと大変だったかもしれません。それでも、引き終わった後子どもたちにはアイスクリームが振る舞われます。
いつもお世話になっている藤井絞りさんにお邪魔させていただき、記念にパチリと撮らせていただきました。

14日は夕方から山口家で行われたお茶会に行きました。
裏千家学院の生徒さんで海外から来られている方たちが、もうすぐ卒業なのでその記念にと急遽企画されたお茶会。お庭にある泰庵を使ってのお茶会はこれで2回目。正面のお庭も路地も綺麗に掃除されていてとても気持ちが良かったです。

私の時はタイから来られた方がお点前、ポーランドの方が半東を勤められました。同席した人はあとチェコとノルウェー。日本人は私一人で、国際色豊かなお茶会。お茶を頂いたあとはみんなで、おくどさんで炊いた筍ご飯に山口さんのお蕎麦などを頂きました。それにしてもおくどさんのご飯はおいしいです。


15日は桂離宮へ。暑いさなかでしたが、朝早かった事もあって、吹く風が気持ち良かったです。今回はお茶室を中心に見学させていただきましたが、山荘風あり、小間ありで今までとは違った魅力が感じられました。


そして、見学の後はお楽しみの中村軒へ。
まずはお腹を満たすために、そうめんを頂きました。腰のあるおいしいそうめん。そしてその後にお待ちかねのカキ氷。冷たくてさっぱりしたマンゴー。ちょっと小さめの宇治金時。あっちを食べ、こっちを味わいで贅沢な一日でした。

16日は大山崎の待庵へ。和楽でも取り上げられましたが、利休が作った現存する一番古い茶室。これまでにも2回行きましたが、季節も、時刻も違うと、また感じ方が違うものですね。
ご主人がいろいろと解説してくださいましたが、驚いたのは午後から行く大徳寺玉林院のとの縁。どちらも大阪の豪商鴻池了瑛と表千家如心斎が修理、建設に尽力したそうです。午後からの見学が楽しみになりました。

つづく・・・  


Posted by 山名騒然  at 14:08Comments(0)くらし

2008年07月09日

建具替え

6日は、お天気一週間伸びた苔香居の建具替えをしました。

畳の上に網代を引き、建具を葦に買えましたが、玄関周りは、例の阪神大震災の影響でずいぶん歪んでいるらしく、結局入れるのをあきらめました。

今回は裏千家学院の生徒さんもお手伝いに来てくださって、やっぱり若い方と一緒だと楽に出来ますね。

ついでに、蔵から出来てた着物の整理もしました。幕末から明治に掛けての着物も新たに出てきて、秋の虫干しの会には出せそうです。  


Posted by 山名騒然  at 16:16Comments(0)

2008年07月05日

山口伊太郎遺作展 源氏物語絵巻

今日は相国寺承天閣美術館で開かれている、山口氏製作による源氏物語絵巻を見に行ってきました。

朝一番に行く予定が、出かけるのがちょっと遅くなったら、もうかなりの人出で、絵巻の前は人だかり、しかもなかなか前へ行きません。あきらめて空いているところや、人の頭越しに見えるところをがんばってみてきました。

色や織がさすがにすばらしくて。織物の極致を見るようでした。
しかし、それ以上にすばらしいと思ったのは、旧作の帯、胡粉が盛り上がったような菊の帯など他に類を見ない織の表現でした。

本来は明日まででしたが、好評なので21日まで延長されました。   


Posted by 山名騒然  at 23:09Comments(0)

2008年07月05日

お茶のお稽古 金毛院に向けて

昨日のお茶のお稽古は、9月に法然院にある金毛院で行われるお茶会に向けてのお稽古。

長板にガラスの平水差し、蓋は塗りで蝶つがいついています。おしまいする時にこの蓋の上に、柄杓と蓋置きを飾ります。

3回お点前をさせていただきましたが、すべてで手順を間違え、最悪でした。
でも、お仕舞の時でも、練習で完璧に出来ると、本番ポカをする、と言いますから、今は間違うのは良しとしましょう。

・・・なんって、自分で自分を慰めています  


Posted by 山名騒然  at 23:09Comments(0)お茶のお稽古日誌

2008年07月01日

怒涛の10日間 第二ステージ 最終日

22日日曜日。
いよいよ第二ステージ最終日。

今日は北野天満宮 松向軒でのお茶会です。月釜で比較的肩の張らないお茶会。
私が始めてお点前をさせていただいた場所でもあり、昨年の9月にも同じ場所でお茶会でしたので、気分的にはずいぶん楽です。

今回のお道具も蕉雨園と同じ、長板総飾り。

床は、入江侍従長の書、花入れは虫かごです。

松向軒は、腰掛待合があり、そこでお待ち頂く時間も楽しんでいただけます。

お点前も無事終わり、大急ぎで片付け。撤収ーーー!わが社中の手際のよさはさすがです。

さて、最終日の最後のイベントは孫の誕生日のお食事会。

カジュアルなフレンチと言うことで、息子が選びました。



これで、怒涛の10日間が無事終わりました。さすがに疲れましたが、充実した10日間でした。お世話になったみなさん、ありがとうございました。  


Posted by 山名騒然  at 22:09Comments(0)くらし