最近江戸時代の事が話題になることがおおいですね。
私自身も江戸時代の庶民の暮らしぶりにとても興味があります。
最近も新聞に・・「現在の歴史教科書には鎖国の文字がほとんど使われなくなった。これは江戸時代が決して海外に門戸を閉ざしていた訳ではないということが定説になってきたから」と。
私が最初に江戸時代に興味を持ち出したのはNHKの「お江戸でござる」の番組をみてからです。それまで描いていた江戸時代のイメージがいかに違っていたか。

この本はその「お江戸でござる」に出演していた杉浦日向子さんが監修し、杉浦さんの挿絵とともに江戸時代の庶民の暮らしぶりをつづった本です。
この本の中で特に興味深かったのは、「当時は黙読が出来なくて、声に出して読まないと頭に入らない、高札場などではそれぞれが声に出して読むので輪唱のようになる。貸本では座敷で一人が読んで、女性が出るところになると「じゃや女将ここから読んで」とバトンタッチしてそれをみんなで楽しむ」のだそうです。
江戸時代に京の町衆の間でさかんに行われた謡講、これもひょっとしてそんな事と関係があるのかもしれませんね。
それにしても惜しい方を亡くしたものです。