2012年03月11日
感動的な白生地
長く着物を見てきて、これまでなんども感動する商品に出会って来ました。
今回もまた久しぶりに感動する商品に出会いました。
普通の無地の着物地ですが、その素材がとても素晴らしい!
明治以降日本の経済を支えてきた製糸業ですが、値段の安い海外製品に押されて衰退してしまいました。白川郷の合掌造の家も、元は養蚕に使われていましたが、いまはすっかり無くなってしまいました。
そんな中、着物業界でも少しづつですが、国産の生糸を使った物作りに取り組む所が出てきました。きっかけになったのは、皇居の中で行われている養蚕で取れる「小石丸」という生糸。高度成長期に経済性を考えて大型の繭を作る蚕が主流になるなか、日本古来の蚕である小石丸が正倉院宝物の復元に使われ、その品質の良さが再認識されるようになったことです。
一説には1000種あると言われる蚕の中から選ばれて「松岡姫」を使った織物。しかも、「座繰り」で取られた糸を使った織物。しかもこの織物は「精好」という昔からある特別な織り方で織られています。
この生地の風合いを言葉にするには、私では役不足ですが・・・。
光沢、触った感触、どれを取ってもこれまでの生地とは全く違います。
着物の奥深さを改めて感じました。
今回もまた久しぶりに感動する商品に出会いました。
普通の無地の着物地ですが、その素材がとても素晴らしい!
明治以降日本の経済を支えてきた製糸業ですが、値段の安い海外製品に押されて衰退してしまいました。白川郷の合掌造の家も、元は養蚕に使われていましたが、いまはすっかり無くなってしまいました。
そんな中、着物業界でも少しづつですが、国産の生糸を使った物作りに取り組む所が出てきました。きっかけになったのは、皇居の中で行われている養蚕で取れる「小石丸」という生糸。高度成長期に経済性を考えて大型の繭を作る蚕が主流になるなか、日本古来の蚕である小石丸が正倉院宝物の復元に使われ、その品質の良さが再認識されるようになったことです。
一説には1000種あると言われる蚕の中から選ばれて「松岡姫」を使った織物。しかも、「座繰り」で取られた糸を使った織物。しかもこの織物は「精好」という昔からある特別な織り方で織られています。
この生地の風合いを言葉にするには、私では役不足ですが・・・。
光沢、触った感触、どれを取ってもこれまでの生地とは全く違います。
着物の奥深さを改めて感じました。