京つう

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2009年03月02日

聴竹居

昨日は今日と違ってとっても温かくいいお天気でした。
そんな中、大山崎にある聴竹居という所に行ってきました。

聴竹居は、京都で活躍した建築家の藤井厚二の住宅で、昭和三年に建てられたものです。

JR大山崎駅のすぐ上の高台にあり、南向きの部屋からは、春の暖かな日差しと共に、眼下に桂川、宇治川、木津川の三河、その向こうには八幡の男山が見えます。

聴竹居夏向きに建てられたこの建物は、随所に風の通り道がしつらえられています。床下から風が入るように、漏斗状の物が作られていて、戸を開けると冷たい風が入ってきます。その風は居間を通り抜けて、サンルームの天井から屋根裏へ、そして屋外へと。今でこそ、エコ住宅として風の通り道を考えた建物などがありますが、昭和のはじめにそんな事を考えていた人が居たのは驚きですね。また台所と食堂もなかなか上手く作られていて、今に通じるものがあります。また細部にまでデザインされた作りに、当時の大工の技量が感じられます。

聴竹居
藤井氏が設計した建物はまだあちらこちらにあるそうですが、一般住宅の為に公開している所は少なく、一見の価値はあるのではと思います。

南側に開けた庭に出ると、日差しがとっても気持ちよくて、思わず寝転びたくなりました。4月にはここでコンサートが企画されているそうです。


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Posted by 山名騒然  at 16:24 │Comments(0)くらし

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