10日、昔の体育の日。
はるかむかし、小学生6年生の時、学校の作法室で見た東京オリンピックの時の空を思い出させるような秋晴れのいいお天気の中。縁あって大山崎の待庵に行かせて頂きました。
その昔、秀吉が山崎の合戦の折に利休が作ったお茶室。利休が目指した「侘び茶」が一つの完成を見たお茶室。畳2枚、2畳の狭い空間ながら、さまざまな工夫で狭さを感じさせない造りになっています。今は何でもあからさまに見せようと・・・でも時には薄明かりの中で暮らしてみる、見ようとしないと見えない、感じようとしないと感じない。何処か能にも通じるところがあるように思いました。
普段は外からしか見れないのに、今回は図らずもお茶室の中まで入れていただきました。利休がすわり、秀吉がすわったその場所にいま自分が座っていると思うと身震いがしました。