昼間はまだまだ残暑が厳しいですが、吹く風に季節の移り変わりを感じます。
昨日は西京にある苔香居の着物の整理をしてきました。
古い写真をだしてきて、資料を見ながら実際の着物と付き合わせる作業でした。昔の小さな写真、色あせた写真もあり、特定するのはなかなか難しいです、それでもいくつかは特定できました。
11月21日からの虫干しの会にみなさんのその時の写真と着物を見ていただけるようにがんばります。
所で、私の謡の師匠の井上裕久氏が中心となって行われている「謡講」が30回目を迎えます。

井上氏は、京観世の流れをくむ謡の家の時代を担う方、マイミクのモンチャン222さんのお師匠でもあります。特に謡には定評がありますのが、謡講はその謡を町屋の座敷で、謡本も見えないぐらい薄暗がりの中、聴覚のみを頼りに繰り広げられるすばらしい催しです。

今回は30回の記念講演として、御所の西にある、旧有栖川邸(現在平安女学院 有栖館)でお囃子も入れての公演となります。
きっと初めてお聞きになった方はきっと驚かれると思います。