京つう

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Posted by 京つう運営事務局  at 

2009年09月28日

日曜のお昼、東京からのお客様と松向軒のお茶会

昨日は東京からのお客様とお昼をご一緒しました。
どかかお勧めの店で・・といわれましたので、いろいろ悩んだ末に「御所雲月」にしました。

名前の通り近くには御所や由緒あるお寺など、風情ある場所。本店の「雲月」は昔から有名はお店ですが、それのカジュアル版がこちらです。でも、カジュアル版とはいっても、お料理は本格的です。

東京からのお客様は、世界標準の規格を決める国際会議の為に京都へ来られたそうですが、奥様はチェンバリスト、ご一緒された息子さんはチェリスト、お嬢さんがアメリカでハーピストとして活躍されておられるとっても素敵なご家族です。不思議なご縁でお知り合いになりました(話せば長くなりますので・・)。しかも、お嬢さんは時々このブログをご覧になっているそうです。今回も素敵はお話をいっぱい聞かせていただきました。

その後北野天満宮の松向軒の月釜へ。今回のご亭主は孫がお世話になっている大徳寺保育園で子どもたちに茶道を教えてくださっている先生です。先日の敬老参観のおり、本堂でお茶のおもてなしがありました。それぞれの孫がお祖父さんお祖母さんの所へお菓子とお茶を持ってきてくれるのですが、あぶなかっしい手つきの子どもたちにもしっかり寄り添ってくださいました。その時にお声を掛けていただいたので、あつかましくも寄せていただきました。

お茶席は珍しくお茶箱でのお点前でした。そのお茶箱も五角形の漆塗りの箱で、海外に行かれたときに求められたものだそうです。お点てだしのお茶碗も小ぶりのもので、小袱紗は緑色で屋外の草をイメージして作らせたものだそうです。お菓子は兔の上用で中のまん丸の餡はお月様を表しているとか・・・。ご一緒になったお客様はみなさんよくご存知のお知り合いの方ばかりで、和気あいあいとしたお席で、こちらでも楽しいひと時を過ごさせていただきました。こうゆうお茶会だと楽しくていいですね。   


Posted by 山名騒然  at 19:53Comments(0)くらし

2009年09月27日

謡講 30会記念公演

昨日は前にもご案内した謡講に行ってきました。

今回は30回記念の特別バージョンでした。一部と二部があるのですが、二部は比較的人数も少ないのでいつも二部に行きます。

5時少し前に会場の平安女学院・有栖館に付きました。入り口にはもう15名ぐらいの方がお待ちでした。建物の中からは鼓の音が聞こえます。一部がちょっと伸びているようです。

しばらくすると今回お誘いした方もお見えになってしばし歓談。そうこうする内に一部が終わって皆さん出てこられたので、入れ替わりに建物に入らせていただきました。

今回の楽しみの一つがこの有栖館。始まる前に管理をされている方からお話がありました。それによりますと、もともと御所の中にあった有栖川宮の御殿の一部が明治維新後現在の場所に移築され、その北側に別棟が増築され、近年まで京都地方裁判所所長の官舎として使われていたのを平安女学校が買い取ったそうです。烏丸通に面した門は平唐門で、元は三井家の総長三井高保氏が1912年に新築、その後現在の地に移築された物。また建物内部の座敷は簡素な作りながら部材は吟味した物を使われているそうです。庭もずいぶん荒れていたものを小川治兵衛が当時の様子を考えながら復元された物だそうです。

さて謡講ですが、そんな素敵な建物の中で、例のとおり照明を落とし、蝋燭の明かりのみ、まだ外は薄暗がりの中、まずは謡講形式の「俊寛」が始まります。物語が進むうち、クライマックスにくると、目の前に舞台の様子がまざまざと見えてきます。井上先生と社中の皆さんの息のあった謡は他では味わえない趣があります。

この後便用謡、替謡、独吟のあと、外はもう真っ暗な中、敷舞台を使った井筒の座敷囃子がはじまりました。正面に井筒の作り物が置かれ、舞台の後ろ障子の向こうから地謡と小鼓の演奏が始まり、奥から装束と着けたシテが現れました。舞台の上にはシテ以外見えず、それがまたなんともいえない風情があって、贅沢な時間を過ごさせていただきました。江戸時代には宮中や公家の屋敷ではこんな風に能が上演されていて、やんごとなき方々が楽しんでおられたのかと思うと、不思議な感じでした。

終わって外を見ると空には半月が煌々と輝いていました。

所で、今日知り合いのチェリストとお話しする機会がありましたが、チェロを弾くときも指盤をついつい見てしまうが、実は目をつぶって演奏するとぜんぜん音が違って響くそうです。謡講も目に頼らず、聴覚だけに訴える事は意味があるのかもしれませんね。  


Posted by 山名騒然  at 20:12Comments(0)くらし

2009年09月17日

北野天満宮 明月舎のお茶会

7月のお茶会に続き、9月15日は北野天満宮の明月舎でのお茶会でした。
明月舎の月釜は、裏千家、表千家、藪内、速水流などのそうそうたる方々がされる、格式のある月釜で。毎月1日と15日にあります。

さて、今回の趣向は風炉と釜でしょうか。

風炉は本来は火鉢として作られたもので、耳に鬼面が彫られています。また、釜の耳は兔です。取り合わせとしてはなかなか面白いのではないでしょうか。

そのほかにも、床の掛け軸は白隠さんで、松と梅と鳥居が描かれていて、「松に梅 奥のの社は問わずとも」と書いてあり、北野天満宮のことを指しています。これもこのお席ならではでしょう。

前回は特別の誂えた袱紗を使いましたが、今回私が使った袱紗は、以前に神主をされていた方から頂いた紫の羽二重の着物から作った物を使わせていただきました。お稽古で使う塩瀬の袱紗とはちょっと違って生地が固めなので、袱紗捌きで少し扱いにくかったですが、場所が北野さんと言うこともあってあえて使わせていただきました。

次回のお茶会は1月です。  


Posted by 山名騒然  at 14:14Comments(0)お茶のお稽古日誌

2009年09月14日

車の車検

先週は車の車検でした。

事前に見積もりをしているので、本番は簡単な手続きだけで後は車を置いて帰るだけ。数時間後には綺麗になって帰ってきました。

特に取り替える部品はありませんでしたが、いくつかのオイルや冷却液の交換などの作業を行いました。

それにしても3年間で走行距離は10万キロを越えました。私が仕事で使うのと、息子も使うのでしかたがないとはいえ、すごい距離を走ったものだと思います。その間故障もなく、あらためて日本車の品質の良さに驚きました。

これからあと2年、その頃には16万キロぐらいになるかと思いますが。次回はハイブリッド車を考えた方がいいかもしれませんね。

車検を終えて、そのままその日に東京まで走りましたが、車の音がすっごく静かなのに気がつきました。高速でついついスピードを出しすぎてしまいそうでした。

次は私自身の検査が待っています。車と一緒でなんともないといいのですが。  


Posted by 山名騒然  at 22:22Comments(0)くらし

2009年09月10日

謡講のご案内 30回記念

昼間はまだまだ残暑が厳しいですが、吹く風に季節の移り変わりを感じます。
昨日は西京にある苔香居の着物の整理をしてきました。

古い写真をだしてきて、資料を見ながら実際の着物と付き合わせる作業でした。昔の小さな写真、色あせた写真もあり、特定するのはなかなか難しいです、それでもいくつかは特定できました。

11月21日からの虫干しの会にみなさんのその時の写真と着物を見ていただけるようにがんばります。

所で、私の謡の師匠の井上裕久氏が中心となって行われている「謡講」が30回目を迎えます。

井上氏は、京観世の流れをくむ謡の家の時代を担う方、マイミクのモンチャン222さんのお師匠でもあります。特に謡には定評がありますのが、謡講はその謡を町屋の座敷で、謡本も見えないぐらい薄暗がりの中、聴覚のみを頼りに繰り広げられるすばらしい催しです。

今回は30回の記念講演として、御所の西にある、旧有栖川邸(現在平安女学院 有栖館)でお囃子も入れての公演となります。

きっと初めてお聞きになった方はきっと驚かれると思います。  


Posted by 山名騒然  at 17:47Comments(0)催し案内